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2011年11月18日金曜日

原発の現実突きつける 映画「アンダー・コントロール」

引用ここから


原発の現実突きつける 映画「アンダー・コントロール」

写真
ドキュメンタリー「アンダー・コントロール」のフォルカー・ザッテル監督


 脱原発を進めるドイツの現状を撮ったドキュメンタリー「アンダー・コントロール」が公開中だ。来日したフォルカー・ザッテル監督は「原発に賛成、反対という視点をあえて入れなかった。観客に原発のパノラマ(全景)を見せたかった」と話す。

 原子力発電所そのものが映る。高さ146メートルの冷却塔は、現代の「大聖堂」のようだ。一方、時間の経過と共に古びてしまった内部のデザインも容赦なく捉える。身につまされるのは廃炉の工事だ。ショベルカーが原発の分厚いコンクリートに挑む。だが、建築物が巨大すぎてショベルカーは耳かきのように小さい。ザッテル監督は「解体がどれほど大変か。放射性廃棄物をどうするかも未解決のままだ」。

 「脱原発」を決めても、原発が魔法で消えるわけではない。その厳しい現実を、日本人にも突きつける。(西田健作)

 ◇東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム。全国順次。


引用ここまで

原文は、朝日新聞 エンタメ サイトの中の
【原発の現実突きつける 映画「アンダー・コントロール」】
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201111180256.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の---」の参考記事にさせていただきました。

「アンダー・コントロール」ザッテル監督

引用ここから


「アンダー・コントロール」ザッテル監督

独の原発 3年かけ追う

写真
ザッテル監督


 ドキュメンタリー「アンダー・コントロール」が渋谷・シアター・イメージフォーラムで公開されている。

 原子力発電所の全廃を決めたドイツで、フォルカー・ザッテル監督=写真=はさまざまな原発関連施設を3年かけて取材。原子炉建屋内部や操作室、運用が止まった施設、そして、原子力にかかわる人々の日常を映像でとらえた。

 「原子力技術の世界はとても複雑でとてもわかりにくい。言葉での説明を避けて、映像そのものに語らせる作品にしようと思いました」とザッテル監督。

 ただ、撮影は容易ではなかった。被曝(ひばく)の危険性がある場所では、完全防護服を着込み、機材も完全にカバー。原子炉を上から俯瞰(ふかん)する映像を撮った時は「さすがに怖かった」。

 ただ、そうして撮った映像は、SF映画のように端正で魅惑的。「危険である一方、構造物として美しい。その矛盾が非常に興味深く感じられたのです」

 もう一つ、描き出したかったのは、「原子力が生まれたころのユートピア的イメージの変容」だ。「私は、いつも巨大な原発の建物を聖堂と比較して考えていた。原発内部には宗教施設同様、技術を信奉する人々の世界があるように思えたのです。彼らは、技術によるコントロールでユートピアに向かって努力してきたが、現実はそれを追い越してしまったのではないのでしょうか」

 この映画が議論のたたき台になることを願っているという。

(2011年11月18日 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売新聞 映画ニュース サイトの中の
【「アンダー・コントロール」ザッテル監督】
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/cnews/20111118-OYT8T00680.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の---」の参考記事にさせていただきました。

原発事故を風化させない!『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』が叫ぶレベル7の怖さ! * 2011年11月18日

引用ここから


原発事故を風化させない!『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』が叫ぶレベル7の怖さ!
* 2011年11月18日

写真
映画のワンシーン(?)テーブルでリンゴを眺める女の子


【公開直前☆最新シネマ批評】映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。今回のピックアップは明日19日公開の映画で、1986年に起こったチェルノブイリ原発の事故をひとりの少女の生活を通して描いた『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』です。

本作は2003年に制作されていましたが、当時チェルノブイリ原発の事故が日本では風化されてしまい、なかなか公開に踏み切ることができなかったようです。しかし、東北大震災、福島原発の事故による放射能の危険性に敏感になっている今、公開されることになりました。まさに今こそ見るべき映画になっています。

本作はドキュメンタリーではなく完全なるフィクション。監督やスタッフがチェルノブイリとその周辺をしっかり取材。ヒロインのカリーナのモデルになった少女もいるそうです。

舞台はチェルノブイリのあるウクライナの隣国ベラルーシ。ヒロインにとって、その地は家族とともに暮らしていた場所。でも原発の事故の影響で、父はモスクワに出稼ぎ、母は病に伏してしまう。おばあちゃんはチェルノブイリに近いにもかかわらず「家を離れたくない」と動かない……。

福島から避難しても「やっぱり故郷に帰りたい」という福島の方たちの姿とこの映画のおばあちゃんが重なります。また放射能は目に見えない分、本当にたちが悪いなとつくづく感じます。カリーナが「空も青いし、森も川も変わらない。木にはおいしそうな林檎もなっているのに、なぜここにいてはいけないのか」と思っているからです。大人より子供のほうが実感として理解できないのでしょう。

この映画はスポンサーが付いていたわけではなく、完全に今関監督の自主製作、インディーズ映画です。「どうしても映画化し、原発事故を風化させたくない」という監督の想いがいろいろな人を動かし、機材、現地コーディネーター、通訳、スタッフが集まり、現地ではオーディションにより出演者を決定しました。

そしてクランクイン。放射能による影響で病に伏した人、取材や撮影中に亡くなった人もいるそうです。そしてこの映画のモデルになった少女も取材中に天国へ……。

映画は厳しい現実も少女の目というオブラートに包んでいるので、目を覆いたくなるようなシーンはありませんが、ひたすら切なく哀しい……。でも撮影現場はもっと壮絶だったでしょう。

製作当時公開のめどが立たなかった本作も、昨年、2011年がチェルノブイリ事故から25年目ということもあり、監督とスタッフは再びチェルノブイリで追加映像の取材撮影を行い、2011年の公開を目指していました。

そんなとき、東北大震災が起こり、福島原発でチェルノブイリと同等のレベル7の放射能が発表されたのです。悲しいことにカリーナのおばあちゃんの家と同じように、放射能が身近になってしまったわけです。

そんな今だから公開することに意味がある! 見えない悪魔=放射能で崩壊されていく家族と失われていく命のはかなさには胸が熱くなることでしょう。

(映画ライター=斎藤香)

11月19日公開
監督:今関あきよし
出演:ナスチャ・セリョギナ、タチアナ・マルヘリ、リュディミラ・シドルケヴィッチ、
イゴリ・シゴフ、オルガ・ヴォッツほか
© 2011 PIA Corporation. All Rights Reserved.


引用ここまで

原文は、Pouch[ポーチ] / ソシオコーポレーション サイトの中の
【原発事故を風化させない!『カリーナの林檎 チェルノブイリの森』が叫ぶレベル7の怖さ!】
http://youpouch.com/2011/11/18/43486/
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の---」の参考記事にさせていただきました。

2011年5月21日土曜日

六ヶ所村ラプソディーの班目発言

引用ここから


技術の方はですね、とにかく分かんないけれどもやってみようが、どうしてもあります。
で、だめ、危ない、となったら、ちょっとでもその兆候があったら、そこで手を打とうと。
おそるおそるですよ。

原子力もそうなんですね。

原子力もそういうところ絶対あります。
だって、例えばですね、原子力発電所を設計した時には、応力腐食割れ、SCCなんてのは知らなかったんです。
だけど、あの、まだいろんなそういうわかんないことがあるから、あの、えーと、安全率っていうかですね、余裕をたーくさんもって、でその余裕に収まるだろうなーと思って始めてるわけですよ。
そしたら、SCCが出てきちゃった。
で、チェックしてみたら、まあこれはこのへんなんか収まって良かった、良かった。
今まで、良かった良かったで、きてます。
ただし、良かったじゃないシナリオもあるでしょうねって言われると思うんですよ。
その時は、原子力発電所止まっちゃいますね。
原子力発電に対して、安心する日なんかきませんよ。
せめて信頼して欲しいと思いますけど。
安心なんかできるわけないじゃないですか、あんな不気味なの。

核廃棄物の最終処分をすることに技術的な問題はなくても、そこを受け入れる場所が、なければ、今、困っちゃいますもん。

ないですよね、探せても、イギリスまで、

うん、ないですよ。

それは、大きな問題じゃないですか

え、いや、だから、あのー、えーと、基本的に、その何ていうのかな、今の路線で、今の路線がほんとに正しいかどうかは別として、今の路線かなんかで、替えがあるだろうと思ってるわけですよ。
というのは、最後の処分地の話は、最後は結局お金でしょ。
あの、どうしても、その、えーと、みんなが受け入れてくれないっていうんだったら、じゃ、おたくには、今までこれこれっていってたけど2倍払いましょ。それでも手を挙げないんだったら、5倍払いましょ。10倍払いましょ。どっかで国民が納得することがでてきますよ。

それは、経済的インセンティブと、そのー、

あの、処理費なんてたかが知れているから、えー、たぶん、その、齟齬は来さないですね。

今、たしか、最終処分地を受け入れてくれるボーリング調査させてくれるだけで、すごいお金流してますね。

20億円ですよ

あれがたかが知れてるらしいですよ、あの世界は。

そうなんですか。

原子力発電所って、ものすごい儲かっているんでしょうね、きっとね。
そりゃそうですよ、原子力発電所1日止めると、1億どころじゃないわけですよね。
だから、そういう意味からいくと、今動いている原子力発電所をつぶす気なんてアメリカ毛頭ないし、日本も電力会社、あるものはあるもの、できる限り使いたいというのがこれが本当、本音ですよ。


引用ここまで

出典は、2006年に製作されたドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』内での
班目春樹氏(原子力安全委員会 委員長 2010年4月-)のインタビューコメントです。

ひなげし陽気』の中の「菅さん、かわいそうかもしれない」の参考記事にさせていただきました。