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2011年10月5日水曜日

脱原発裁判&脱原発株主総会

引用ここから


おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」

第9回
「脱原発裁判&脱原発株主総会」


 い~ち、に~い、さ~ん、ダーっツ原発!! というようなおじいさまにお会いしましたよ☆

 北海道からいらしてお一人で福島原発差し止め訴訟を起こした方、前川宗廣さん。6月27日に、東京地裁で第一回公判がありましたので、走って行ってきました。このことをいっぱい広めてね、ということで訴状や答弁書も頂きましたよ☆
 訴状の被告は、東京電力、清水正孝社長。そして、もう1つの被告は国! 国って書いてあるのよ~斬新。代表者として江田五月法務大臣。
 請求の趣旨は、東電にも国にも、福島第一原発の1号機~6号機、福島第二原発の1号機~4号機の運転差し止め。
 請求の理由は、国も東電も原発事故を想定外としたのは、危機管理能力の低さのあらわれなので、原発は止めるべし。そして福島県民の基本的人権が守られてない、情報の隠蔽が多々見られるなども請求の理由でした。

 公判自体は10分弱で終わりました。あっさり。ま、第一回だし。けど610号法廷は傍聴人でいっぱい、といっても42人しか入らないのですが。
 前川さんが答弁を読み上げられて、東電も前川さんも弁論を続行、ということで次回は8月25日(木)13時半~@530号法廷ですよ、という内容でした。

 終わって、前川さんにお話を伺いに! 北海道の北広島市の方。神棚やお仏壇を扱ってらっしゃる自営業の方ですって。お子さんはいらっしゃらないんだけど、仲良しの奥様がいらして、奥様が素敵な答弁書を考えてくださったんですって。訴訟を起こした理由は、
 「福島に行ってビックリしたから。もともと僕は原子力は容認してたんだけど、あんなに人も土地も痛めつける電力はいらないねぇ。日本中の原発が無くなればいいな、と思って、訴訟を起こせねえかな、と考えて。あのね、みんな僕に続いてくれたらいいんだ。原発を止める訴訟の起こし方と道筋を作るからさ、そしてネットとかいうのにも載せて、マニ、マニ、(マニュアルですか?)そうそれ! マニアル作るから、みんなたくさん訴訟を起こしたらいいんじゃないか?」

写真
北海道の「巨人」! 前川さん


 なんとも軽やかで素敵なおじいさまでしたよ☆ なんにもバックも支援者の方もついてらっしゃらなくって!
 けどアドバイザーはいらっしゃいました。アドバイザー「藤田先生になんでも聞いてるんだぁ」。アドバイザーをされた藤田正人弁護士にもお伺いしました。

藤田先生:「僕はなんにもしてませんよ、ほんと」

えー? では前川さんとの出会いは?

藤田先生:「あのね、東京地裁の前で裁判員制度についてのビラを配っていたら、前川さんがウロウロしてたの。どうしたんですか? って聞いたら、裁判を起こしにきたんだけども、どうやったらいいかわかんないんだ、どこに申し込んだらいいの? って聞かれて。どなたか弁護士さんにご相談なさったら、と言ったら、じゃ誰か紹介してください、と言われて。誰に紹介しようかと考えてたら、ビラを配っていた仲間の一人が、この人弁護士ですよ、とバラすからさ、そのまま相談のっちゃった」

 …な、な、なんか素敵な出会いね☆ いいわこの軽やかさ!
 でも先生、みんなが裁判起こしたらいいのに、っていっても、肝心の裁判費用のほうはおいくら?

 「原発1機につき(1機ごとなんですって!)1万4千円、そして郵便切手代が6400円で、それ掛ける10機だから…」

 そっか、弁護士費用が入ってないので案外お安いのね? でも1機ごとっていうことは、1機だけの訴訟も可能?

 「もちろん!」

 ということは、何人かで、1機ずつ請け負っての裁判もあり?

 「それももちろんできます」

 なるほど、では2万ちょっとで原発差し止め訴訟が起こせるということが分かりましたよー☆ ビックリするくらい、訴訟がたくさん起こっても面白いわね?

 そして! 同じように今、低額でできる脱原発アクションの1つに、東京電力の株主になるというやり方もあります。3万円ちょっとで100株買えちゃうからね! 株主になって総会に出て、脱原発を訴えるというアクション。
 そんな方々がいらっしゃるかも? と思い、6月28日は東京電力株主総会に走ってきましたよ☆
 総会前と総会後の株主の方々にたっくさんお話を伺いました。

 総会前は「原発推進か反対かは、東電の弁明を聞いてから判断する、そのために今日は来た!」という方々が多くって。以前からの株主だけれども、今回初めて総会に来た、という方も多数いらっしゃいました。 
 でも総会後は! 「原発が是か非か、というより、東京電力は原発を扱う器じゃあない!」という声ばっかり。「僕は原子力はいいと思うけど、今の東電にはまかせられないね、原発は怖いよ! 東電が扱うのは怖いよ!」とかね。

 総会前は、本当に、今日はしっかりと話を聞かねば! という方々ばっかりだったの。全く脱原発の方には当たらなかったのよ? 
 「収束するための工程表の道筋を知りたい」(70代男性)
 「詳しい実態を直接聞いて考えたい」(60代男性)
 「原発対策を聞きたい」(30代男性)

 本当にそんな方々ばっかり。

写真
株主のみなさんにインタビュー。「マコちゃんはお一人お一人に本当に丁寧にお話しを伺ってましたよ」(ケン)


 その中でお一人、興味深い方がおられました。お話ししていて、あら、東電のOBの方? と思い、お聞きしたら、
 「言いたくない」。
 でも、
 「東電の株は全く売らなかったから、今の重役くらいの株は持っている」
 「事故後に幹部が家に謝りにきたけど、怒鳴りつけてやった」
 「俺が働いていた時分はこんな馬鹿げたことになるはずなかった!」
 「電気屋が電気が無いなんて、こんな情け無いことはない!」
 などなど、限りなくOBの方っぽかったです。
 そして、原発プラントにお詳しい! 絶対温度、マイナス270度の概念とか、あんまり理解できませんでした、ごめんなさい。けど、名言多かったのよ!

 「あのな、人が歩いてたって、人にぶつかることがあるんだよ、どんなに気をつけててもな! 絶対安全なんてないんだ! 外にはそう言っててもな、技術屋はそんなこと考えちゃいけねんだ!
 なんで東電はどんどん安全装置を外したんだ? なんで保険も掛けてなかったんだ? 俺んときはちゃんと掛けてたよ! 昔はな、車でも保険に入らなくても運転できたさ、でも、今は強制的に保険に入らないと車も運転できないだろうが。なんで保険をわざわざやめるんだ?
 ディーゼルでも何もかもな、10年たったら新しく作らなきゃダメだ、と俺ずっと言ってきたんだよ。言ったってな、上が聞いてくんないんだよ! 全部全部、金がかかるから、でダメなんだよ! 東電はな、みな優秀で一番いい会社だったよ、でも、もともとがダメだ。津波が来る前にダメだよ。想定外とか、1000年に一度とかいろいろ嘘言ってほんとに申し訳ないよ! 当たり前のことをやってダメだった、というのは明らかに失敗なんだよ」

 メモった範囲でこれだけのことはおっしゃってました。もう腰はとても曲がってすごく小さくなってらしたおじいさま(80代)で、歩きながらずうっとお話ししてくださいました。

 それで、総会が終わる前にパラパラと帰られる方々にもお聞きしました。めちゃくちゃ長かったからね! 6時間超えだよ、そりゃお腹も減るってー。
 「くだらない! 時間のムダだから帰る!」そういう方々がほとんど。でもお一人、私がお話を伺いながら泣いてしまった方がいらして。年配の女性で、途中で出られてトボトボ歩いておられたんです。

 「ダメですわ…もう全然あきません…。私はね…原子力で子供たちが働いていてね…だから株を買っただけなんです…。ずうっとずうっとね、一生懸命、本当に一生懸命働いていたんです…。…それだけなんです…。
 でもね…私…(震災後に)やめるように言いました…。子供たちにね…退職願いを書くように言ったんです…。本当に一生懸命ね…やってきただけなんですけどね…。どんないい案を出しても、上の人がとってくれなかった、と何度も聞きました…。もっといいやめ方をさせてやりたかったんですけどね…あきません…。
 もう、本当にあきません…。悔しいです…本当に…。(総会に)最後までいててもね…もう、悲しくなるだけだから…」

 お話ししながら、その方も涙を流しておられました。私と2人で泣きながら歩いていまして、ケンパルはどこ? 今、撮ってる? と思ったら、彼は一歩後ろで号泣してしゃくりあげてましたよ! 役立たずぅ!

 その他、
 「5000万損した! 2万1千500株持ってるよ! でも原発はこわいね、いらないよ。だって扱ってる人間がバカだから…」(70代男性)

 「経営陣の発言を聞きにきたんだけど、責任ある言葉は一切無かったわね~。もう原発はいらないわ、危ないわよ、キラキラした電気ばかりの世の中が異常だったのよね」(60代女性)

 「俺はね、事故の賠償が免責かどうかを聞きたかったんだ。天災だから原発事故は免責とかおかしくないか? 何兆円かゼロかなんてそんな話あるか? 国と一体になって負担すべきだよ。ま、俺は損するだろうけど、ここまで損したからもう一緒だ。損したうえに、卑怯な会社の片棒担ぎたくないよな」(60代男性)

 「今年の総会はお互いバカだったね。株主も役員もバカだ。茶番だったよ。今まではお互いもっときちんとしていたよ。反論も説明もきちんとあったよ」(70代男性)

 「もうね、大株主の委任状を取ってるとかで、なんの採決もないよ、やりたい放題だよ。前のほうの席には総会屋がいっぱい座っていてね、僕は始まる45分前に入ったけど、前のほうの席には全部荷物が置いてあったよ。そして、そいつらが東電側の意見を全部凄い拍手で大賛成さ。第3号議案の採決も、明らかに賛成票が多くても、やり直して賛成票が多くても、大株主の票とかで、否決されたよ」(60代男性)

 その問題の第3号議案! ビリリと破って「もうあなたにあげる」と言われたんで頂きましたよ、これ!

「古い原子力発電所から順に停止・廃炉とする」 
「原子力の新設・増設は行わない」

 というのを定款につけくわえるというもの。

画像
株主の1人がビリっと破いて下さった第3議案のページ。(クリックすると拡大します)

 採決したら、賛成派が多数で、慌てた勝俣会長がもう一度採決を! と怒鳴ったんだけれど、そうしたらもっと賛成派が増えたんだってさ。
 でも、大株主の委任状があるとかで、そのぶんを入れたら、この議案は否決なんだって。いやーもう、株主さんがたカンカンだったよ!

「確かに私は零細株主だし、でも原発賛成派だったが、今日の総会はバカにしている!」(50代男性)

 TVニュースではどんなふうに放映されるのかしら? と思ってましたが、原発推進、反対、半分半分のような感じで、そして「脱原発の議案は採決により否決されました」というあっさりムードでしたね。新聞はどういう報道かしらね?

 今回は自分で実際、時間かけてお一人お一人たくさんのお話を伺ったので、かなーり正確に株主総会の雰囲気がつかめたもの。
 正直言うと、大手の方々が休んでいたときも、ずっと、インタビューしてたの。なんでかさ、私と話す方はとっても長話になって、そうしないとたくさんの方のお話を伺えなかったから。だから、ここに書けなかったお話もたくさんあります。ごめんなさい。
 IWJ(岩上安身さんところのウェブメディア)の若い衆もいらしてて、そちらもずっとインタビューを撮り続けていました。でさーほんっと暑くてさー、脱水症状気をつけなきゃね、とか言いながらせっせと動いていたの。
 そうしてたら日陰で休んでいた大手の方々が私たちを見て笑ってらしたので、そのとき遠くにいたケンパルにこっそり目で指示を出して、通りすがりに盗み聞きさせました。
 すると、大手の方々は私たちを
 「レポートしてるつもりになってる、何もわからないくせにねー」
 「ご苦労なことだねー」
 と、笑ってらっしゃいましたとさ。

 もちろん、後ほどどちらの方々かチェックさせて頂きましたよ! ウフ。素晴らしいお手本となるニュースを放映してくださいませね☆

***

追伸:

 株主総会の第三号議案議決について、のちほど正確な数字がわかりました!

 今日、来場した株主は9282名(13時半時点)、で、そのうち2名が、大株主の委任状を持った代理人だったのです。
 来場した株主の議決権は130万6633票、そのうち2名の代理人は107万8000票。つまり、2名の代理人の挙手によってのみ、議決が行われたわけです! 最後の脱原発の3号議案なんて会場の9割が賛成したのに否決。
 そしてそういった経緯を説明せず「否決」のみ報道するメディア…。今日の株主総会は確実に脱原発だったのに、ニュースを見た方々は、あらあらまだ原子力オッケーね? と思っちゃいますよ! 
  おっそろしいなぁ、もう!

***

追伸(その2):

 株主総会当日の夜のテレビニュースでは、原発議案は「圧倒的に(!)否決」とだけしか報道されなかったけど、翌朝のニュースでは、きちんと不公平な採決だった、と報じている局もいくつかありました。

 そりゃそうだよー。当日、実際総会に出た株主さんたちがツイッターやネットで、不公平な採決だったことを書きまくっていて、とても話題になってたもの! 何人かの株主さんは総会の動画や音声を取っていたから、テレビが報じなくてもバレバレだったんだよね!

 というわけで、これからもっと、みんなで目を光らせていかなくっちゃね!


画像
針金 似顔絵


【今週の針金】
勝俣恒久代表取締役会長
株主総会の議長、株主の方々に何にも耳を貸さないワンマンショーだったんですって!



引用ここまで

原文は、『おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」』の中の
【第9回 脱原発裁判&脱原発株主総会】
http://www.magazine9.jp/oshidori/110629/
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
大阪府知事と関西電力
政治家は本当にへたれか
「壮大な実験が始まろうとしています」大阪都構想
などの参考記事にさせていただきました。

2011年10月4日火曜日

北海道の男性、たった一人で「東電原発差し止め訴訟」―東京地裁が肩透かしの棄却

引用ここから


北海道の男性、たった一人で「東電原発差し止め訴訟」―東京地裁が肩透かしの棄却
2011年9月29日 18:22

写真
入廷する前川宗廣さん。敗訴を覚悟しながらも次の戦いに闘志をたぎらせていた。
(29日、東京地裁前。写真:筆者撮影)


 29日午後、東京地裁520号法廷。「原告の訴えを棄却する」、志田博文裁判長が蚊の鳴くような声で判決を言い渡した。たった一言、わずか2~3秒だった。北海道のオッチャンがたった一人で、国家をも支配下に置く東電相手に起こした「原発運転差し止めの訴え」は認められなかったのである。

 訴えていたのは、北海道北広島市で仏壇販売業を営む前川宗廣さん(62才)。訴状によると原告・前川さんは次のような理由で東電・福島原発(第一、第二とも)の運転停止を求めていた――

 3月11日、東北地方を襲った大地震と大津波により東電福島第1原発で高濃度放射性物質の流出を伴う原子力事故が発生し、大気、海水、地下水を放射能汚染した。日本の食品や水道水をも汚染したのである。東京電力は最悪の事態を考えずに運転を始めた。運転を再開すれば再び重大事故が発生する恐れがある。

 前川さんの訴えに対して東京地裁の下した判決がふるっている――

 福島第一原発の1~4号機は廃止することが決まっている。5号機、6号機、および第二原発は冷温停止状態にある。将来に渡って運転再開の見通しは立っていない。
 (したがって)被告(東電)が運転を再開して原告(前川さん)の生命・身体等に被害が生じる危険が切迫しているものとは解されず、原告の主張は採用することができない。

 ものの見事な肩透かしである。屁理屈としかいいようがない。ホトボリが冷めて東電が運転再開したら、どうするのだろうか。

 見過ごせないのは、志田博文裁判長が被告(東電)の主張と同じ文言を使って判決文を書いていることである(コピー&ペーストはしていないだろうが)。支援に入った弁護士は「(後々面倒になる部分は)判断を示さなくて済むようにうまく逃げた」と分析する。

 原子力安全保安院の西山英彦審議官(当時)に老朽化した東電原子炉の使用期限の延長を認めた理由を聞いたことがある。西山審議官の回答は、東電の申請書に書かれていることを口写しに再現したものだった。保安院はここまで東電に隷属しているのか、と驚いたのを覚えている。

 判決文は裁判所までもが保安院同様、東電の下請に堕してしまったことを示すものだ。

 控訴するのか。前川さんは「(支援の)弁護士と相談して決めたい」と話す。

 前川さんは最近、東電株を100株購入した。株主代表訴訟を起こし、東電の責任を追及するためである。前川さんの視線は次の戦いに注がれていた。


引用ここまで

原文は、『田中龍作ジャーナル』ブログの中の
【北海道の男性、たった一人で「東電原発差し止め訴訟」―東京地裁が肩透かしの棄却】
http://tanakaryusaku.jp/2011/09/0002959
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか
の参考記事にさせていただきました。

断食で伝える原発への想い-経済産業省前「将来を想うハンガーストライキ」

引用ここから


2011年9月12日 up
断食で伝える原発への想い-経済産業省前「将来を想うハンガーストライキ」

文=鈴木 純

東日本大震災から半年を迎えた9月11日。渋谷の「エネルギーシフトパレード」や経済産業省を取り囲む「人間の鎖」など、日本中で多くの脱原発アクションが行われた。

写真
(経済産業省を取り囲んだ、人間の鎖)


その中で特に目をひいたのが、19歳~22歳の若者による「将来を想うハンガーストライキ」だ。

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(写真提供:『将来を想うハンガーストライキ』サポート 竹之下惟基さん)


9月11日から21日までの10日間、実に240時間に渡る断食が、経済産業省前で始まっている。

メンバーの一人である米原幹大さんは

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米原幹大さん


「誰と対立するでもなく、自ら(若者)が今、何を想っているのかを伝えたい。」そうハンストにかける想いを語る。

山本雅昭さんは原発事故について、「原発の事故を政治家や電力会社のせいにしたくはない。無関心だった僕らがまねいたことだ。」とした上で

写真
山本雅昭さん


「原発に対してどういう意見があってもいいが、皆にたくさん考えてもらいたい。一人一人が考えられるようになるようにメッセージを与えたくてハンストを行おうと思った」と話してくれた。



ハンストを行う若者たちの主張は簡単だ。


-「対立」ではなく「対話」を



同日、新宿で行われた「原発やめろデモ」に1万人が参加したように、今や普通の市民が「脱原発」を叫ぶようになった。

その国民の声に対して、政府や電力会社は誠意を持って説明しようとしているだろうか。

時とともに、脱原発の波が収まるのを待っている。そのように見えてならない。



-「対立」ではなく「対話」へ、そしてみんなの問題へ。

若者の命がけの訴えに、政府や電力会社、そして我々はどう答えるべきか。

一人一人真剣に考えたい。






■将来を想うハンガーストライキの声明文全文

福島第一原子力発電所の事故で多くの方が故郷を追われ、また、暮らしそのものを奪われました。この原発事故が収束するまで、放射能が大気中と大地と海に垂れ流しにされます。

一度事故が起きてしまったら取り返しがつかなく、誰も責任が取れないことが明確になりました。

それだけではなく、原発は事故が起きなくても大量の温廃水などで自然環境を破壊し、何万年も管理しなくてはいけない大量の核のゴミを生みだします。

私たち若い世代には、すでに日本の54基の原発が生んでしまった、半永久に消えることない核のゴミと福島原発から漏れ続けている放射能を残されてしまいました。

しかし震災後も、新規立地計画されている上関原発建設予定地では、休みなく原発建設のための環境調査工事を進めています。

泊原発も国民になんの説明もなく営業運転を始めてしまいました。

私たち若い世代は、原発の負の遺産をこれ以上背負いたくありません。

そして最も放射能の影響を受ける子供たち、その子たちに繋がっていく命に、これ以上の負の遺産を残したくありません。

私たちは命の糧となる自然や、命そのものを大切にすることを政策に反映してもらうように請願し、ハンガーストライキを10日間行います。

これは、これからこの地球で生きていく私たちの願いです。



請願内容

内閣総理大臣 野田佳彦 様

経済産業大臣・原子力経済被害担当大臣 枝野幸男 様

文部科学大臣 中川正春 様

外務大臣 玄葉光一郎 様

環境大臣・原子力発電所事故収束及び再発防止担当大臣       

内閣府特別担当大臣(原子力損害賠償支援機構) 細野豪志 様



•上関原発をはじめとする新規建設計画を白紙撤回してください。

•放射線量が高い、福島県内や周辺の県に住む方々の健康管理や避難後の生活面での保障、また事故による損害の補償を行なってください。

•各原発の再稼働を検討する前に、原発事故の危険性と事故の責任の取り方を全国民に説明してください。

•福島第一原発のような悲劇を、他国で繰り返さないため、原発輸出はやめてください。

•原発、もんじゅ、再処理工場など全ての原子力施設の廃炉と省エネ・自然エネルギーの社会に向けた方針へ転換してください。


以上



【請願者】           

山口県上関町民  岡本直也(20)
千葉県民      米原幹太(21)
愛知県民      関口詩織(19)
大阪府民      竹之下惟基(22)
大阪府民      松村元(20)
兵庫県民      釣琴美(27)
和歌山県民     田中希(17)
大阪府民      岡野朱里(19)
兵庫県民     児島げんき(18)
和歌山県民     深尾明加(18)
東京都民      高橋雄也(20)
東京都民      佐倉直人(20)
兵庫県民      後藤樹声(16)
兵庫県民     児島いのり(20)
兵庫県民      谷幸穂(18)
山口県上関町民  東条雅之(27)
埼玉県民      須賀紗彩(20)
東京都民      河野夢以(18)
東京都民      藤原皓平(28)
埼玉県民      内田麻美(27)
大阪府民      久保陽平(18)
兵庫県民     児島こころ(22)
東京都民      山本雅昭(22)


■『将来を想うハンガーストライキ』HP: http://hungerstrike.jimdo.com/


引用ここまで

原文は、alterna サイトの中の
【断食で伝える原発への想い-経済産業省前「将来を想うハンガーストライキ」】
http://alternas.jp/uncategorized/2011/09/9095.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか
の参考記事にさせていただきました。

2011年10月3日月曜日

野田首相、朝霞宿舎の5年間建設凍結指示

引用ここから


野田首相、朝霞宿舎の5年間建設凍結指示

写真
国家公務員宿舎朝霞住宅の建設予定地を視察する野田佳彦首相=3日午前10時24分、埼玉県朝霞市、代表撮影

地図
公務員宿舎朝霞住宅の建設予定地


 野田佳彦首相は3日、首相官邸で安住淳財務相と会い、埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎の建設を5年間凍結するよう指示した。この5年間は東日本大震災の集中復興期間にあたる。事業仕分けで「凍結」とされながら、財務相だった首相が昨年12月に着工を認めていた。東日本大震災からの復興で臨時増税が議論されるなかで批判が強まり、方針を転換した。

 安住財務相は、(1)東京都千代田、中央、港3区内にある国家公務員宿舎のうち、危機管理用職員宿舎をのぞいて廃止・売却(2)幹部級職員の宿舎は新たに建設しない——方針を説明、首相も了承した。

 これに先立ち首相は3日午前、朝霞宿舎の建設予定地を視察。その後、記者団に「自分の中で腹は固めたので、戻って財務大臣に指示する。財務相に言う前には言えない」と語った。方針転換の理由については「国会で提起を受け、それが国民の声であったということを踏まえて視察にやってきた」と述べた。

続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます


引用ここまで

原文は、朝日新聞 ニュースサイトの中の
【野田首相、朝霞宿舎の5年間建設凍結指示】
http://www.asahi.com/politics/update/1003/TKY201110030101.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか」の参考記事にさせていただきました。

東電、複数議員のパー券購入 与野党問わず

引用ここから


東電、複数議員のパー券購入 与野党問わず

 東京電力が複数年にわたり、与野党の国会議員や地方自治体議員のパーティー券を購入していたことが3日、分かった。東電は1974年に政治団体や政治家への献金をしないと決めているが、同社広報部は「飲食の対価としての支払いで、法律でも許されている。献金とは趣旨が異なる。74年の決定に変わりはない」と説明している。

 東電によると、パーティー券は「社会通念上のつきあい」として、これまで与野党を問わず幅広く購入。議員の所属政党や個人名、購入金額などは「集計していない。相手があることなので公表は控えたい」としている。
2011/10/03 13:31 【共同通信】


引用ここまで

原文は、47NEWS サイトの中の
【東電、複数議員のパー券購入 与野党問わず】
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100301000353.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか」の参考記事にさせていただきました。

東電は一層のコスト削減を=枝野経産相

引用ここから


東電は一層のコスト削減を=枝野経産相

 枝野幸男経済産業相は2日、さいたま市内で講演し、東京電力福島第1原発事故を受け同社が検討する電気料金値上げについて「料金設定が良かったのかを含め見直さないといけない」と述べ、事業コストに利益を上乗せして料金を算出する「総括原価方式」の見直しなどを通じた一層のコスト削減努力を求めた。(2011/10/02-19:36)


引用ここまで

原文は、時事通信 ニュースサイトの中の
【東電は一層のコスト削減を=枝野経産相】
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011100200199
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか」の参考記事にさせていただきました。

原発再稼働、首相「安全と理解が前提」=官房長官、期限設定を否定−参院予算委

引用ここから


原発再稼働、首相「安全と理解が前提」=官房長官、期限設定を否定−参院予算委

 野田佳彦首相は29日午後の参院予算委員会で、運転停止中の原子力発電所の再稼働について「事業者が徹底してストレステスト(耐性評価)をやって安全性を確認し、経済産業省原子力安全・保安院が評価する。その上で地元の理解を得られているかどうかを、政治が最後は判断する」と述べ、安全確認と地元理解が前提だと強調した。
 首相は先の米紙インタビューで、来年夏までの原発再稼働を目指す考えを示していたが、この日は再稼働の時期には言及しなかった。予算委で首相は、米紙での発言の趣旨を問われたのに対し「『来年夏』という言葉が躍ったが、このままいくと(来年)5月までに全部の原発が停止し、電力需給が心配だということを含めての発言だ」と説明した。
 再稼働について、藤村修官房長官は「地元の十分な理解をいただくということで、期限を切ってやるべきではない」と指摘。藤村長官は先の記者会見では、関西電力管内で今冬の電力需給が厳しくなるとされることを理由に、今冬までの再稼働容認を示唆していたが、軌道修正した形だ。(2011/09/29-17:28)


引用ここまで

原文は、時事通信 ニュースサイトの中の
【原発再稼働、首相「安全と理解が前提」=官房長官、期限設定を否定−参院予算委】
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011092900589
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか」の参考記事にさせていただきました。

黒塗り「東電に説明責任」 枝野経産相

引用ここから


【放射能漏れ】
黒塗り「東電に説明責任」 枝野経産相
2011.9.13 11:46

 枝野幸男経済産業相は13日の閣議後会見で、東京電力が福島第1原発の事故時の運転手順書をほとんど黒塗りにし、衆院特別委員会に提出したことについて「公表できないなら、国民が納得できるような説明をする責任がある」と述べ、東電に対応の改善を求めた。

 東電は非公表の理由として、社内文書であることや、知的財産や核物質防護上の問題があることを挙げている。

 枝野氏は、自分自身も同じような説明を受けたとし、「私は納得できるような説明は受けていない。現時点で聞いている理由では、説明が不十分だ」と指摘。東電が黒塗りにした部分のどこが知的財産で、どこが核物質防護上の問題に当たるのか、詳しく説明するべきだとした。


引用ここまで

原文は、MSN産経ニュースサイトの中の
【黒塗り「東電に説明責任」 枝野経産相】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110913/plc11091311470022-n1.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか」の参考記事にさせていただきました。

「発送電分離論」が急浮上 「自由競争」か「安定供給」か

引用ここから


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「発送電分離論」が急浮上 「自由競争」か「安定供給」か
2011/5/19 18:19

電力会社の発電部門と送電部門を別組織化する発送電分離論が急浮上している。菅直人首相や枝野幸男・官房長官が言及したほか、日本経済新聞も社説で議論を呼びかけた。「分離」されれば何が変わるのだろうか。

2011年5月19日、枝野長官は、発送電分離について、「諸外国の例などを踏まえながら議論を進めていく」と述べた。菅首相が18日、発送電分離について「当然そういうことについても議論が及んでいくだろう、またそうすべきだ」との考えを示したことを受けたものだ。


日経社説「踏み込んで改革を議論すべきときだ」

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菅首相は「分離」へ舵をきるのか

発送電分離については、玄葉光一郎・国家戦略相や蓮舫・節電啓発担当相も「選択肢のひとつ」などと触れている。また5月5日付朝刊の日経社説は「既存の電力会社からの送電事業の分離も含め、踏み込んで改革を議論すべきときだ」と指摘した。

福島第1原発事故を抱える東京電力など各地の電力会社は、地域独占状態を維持しており、発電から送電、小売りまで一体的に運用している。発電・小売りの一部は一応自由化されてはいるが、送電網は電力会社がにぎっているため、新規参入が浸透しない要因となっている。

発送電分離は、先進国では導入例も多く、日本でも自由化の流れの一環として以前から議論にはなってきた。新規参入による競争が進みやすく、電気料が下がるメリットがあるなどと見込まれている。一方、価格競争が厳しくなると電力会社が設備投資を渋るようになり、大規模停電などにつながり易いとの懸念の声もある。2000年に発生した米カリフォルニア大停電の際にはこうした指摘も相次いだ。

10年ほど前には国内でも導入に向け機運が高まりつつあったが、電力会社側の激しい反発で立ち消えになったとされる。2003年には、経済産業省の調査会の電気事業分科会は「電気の安定供給を図るためには、発電設備と送電設備の一体的な整備・運用が求められる」とする報告をまとめた。

(続く)


電事連「停電の少なさ、世界のトップレベル」

今回、発送電分離論が急浮上した理由は、いくつか指摘されている。いずれも原発事故を受けたものだ。菅首相は5月18日の会見で、今後力を入れる考えの自然エネルギーは地域分散型発電だとして、従来の大規模発電を前提とした送電システムの見直しが必要になってくるとの文脈で発送電分離に触れた。

一方、識者らの間からは、東電から送電部門を分けて売却し、原発事故賠償に当てるべきだという考えや、単に菅首相が「東電など電力会社に対して厳しい姿勢で臨んでいる」というポーズを示したいだけだ、という冷めた見方も出ている。

電力各社で構成する電気事業連合会は従来から、「電力の安定供給を図る上では、責任をもって運用できる事業者が、発電から送電までの一貫体制であたることが必要だ」との見解を示している。今回の菅首相の発言を受け、何だかの緊急声明などを出す予定は今のところはないという。

電事連のサイトには「1軒あたりの年間事故停電の国際比較」が載っている。国によって実績年次は異なるが(2004年から07年度)、5か国 6地点(米国のみ2地点)中、日本は2番目に少ない16分だった。最長は162分のカリフォルニア(米)、以下100分のイギリス、57分のフランスと続く。最短はニューヨーク(米)の12分。同サイトでは「停電の少なさでも日本の電気事業は、世界のトップ水準にあります」としている。


引用ここまで

原文は、J-Castニュース サイトの中の
【「発送電分離論」が急浮上 「自由競争」か「安定供給」か】
http://www.j-cast.com/2011/05/19096023.html
http://www.j-cast.com/2011/05/19096023.html?p=2
です。
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ひなげし陽気』の中の「政治家は本当にへたれか」の参考記事にさせていただきました。