ラベル 2011/10/12-東京は希望者移住地域? の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2011年10月13日木曜日

世田谷区のホットスポットについて。私の知っていること。

引用ここから


世田谷区のホットスポットについて。私の知っていること。

2011.10.12

本日、10月12日の午後3時。
世田谷区長の記者会見の中で、「世田谷区内で放射線量が高いところがある」という旨の発表が行われました。
計測値は最大で2.707μSv/h。住所は弦巻5丁目。
との発表。

本件については、私は当初より関わっておりますので、ここで経緯などご報告します。

私は、10月2日(日)の夜、以前より親交のあった区民の方から、「弦巻5丁目の住宅地で放射線量が高いとの情報があります」とのメールを頂きました。
この方は、放射能問題に取り組む市民団体の方です。
団体の方が、該当箇所を手持ちの機器で計測したところ「普通では考えられない数値が計測された」というのです。
私は、ご連絡頂いた数値が、あまりにも高いものだったということもあり、翌3日(月)その方と共に、現地へ向かいました。

団体の皆さんは、メーリングリストで情報を共有し、同時に、世田谷区がHP上に設定している「区長へのメール」にもメールを送り、フェイスブックでも情報を発信するなどし、注意喚起なども行っていました。
区民の方にも、フェイスブック、発信されたメールなどで、この件を知られた方がいらっしゃるかもしれません。

私が3日の朝、使用した機器はHPRIBAのradi、PA-1000。
世田谷区が使用している機器と同じものです。
現地に行き、公道から、隣接する民有地(現在、人が住まわれているお家です)に機器を向けて、計測したところ、最大で4.973μSv/hとの数値が計測されました。
4.973μSv/hは画面が反射して見づらいので、こちらを。


画像
4.699μSv/hを表示している測定器

すぐに、区役所に連絡をし、急ぎ区の職員が自ら測定して対応をしてほしいと要望しました。
具体的には、隣接するお家の方とも連絡をとり、放射線量が高い原因をつきとめるべき、除染なら除染、原因を撤去なら、撤去、迅速に対応するべきという内容です。
又、地域の方や、周囲の学校、幼稚園に通う保護者の方にも情報提供をすべきと話をしました。

その後、区役所は、3日の夕刻、翌4日と現地に向かい放射線量を計測。
5日には、公道上を、高圧洗浄機で洗い流すという対応をしました。
その間、私のもとには、ご近所の方の「何も知らされないまま、役所が水を撒いている」「放射性物質が拡散したのではないか」との声も寄せられました。

私は役所の担当所管に連絡をとり、そういった声を伝えるとともに、少なくとも、地域の方、通学路として使用しているお子さんや親御さんへは一刻も早い情報公開をすべきと訴え続けておりました。
我々の会派、「みんなの党・行革110番」は、この問題を、4日(火)の決算特別委員会でいち早く取り上げています。

現在、該当する現場にはカラーコーンが設けられ、立ち入りを制限する形になっておりますが、民有地に対しては、具体的に「放射線量を下げる作業」はされておりません。
本日、朝の時点で担当所管に「一刻も早く専門家とともに、現地調査をするべき」「対応することによって発生する廃棄物等についても慎重な扱いが必要」と対応を促した際には、「お住まいの方の、ご家族と連絡をとっているところ」との返答でした。

これが、本件に関する、今日までの流れです。

本日、対外的に発表がなされるまで、何度も、世田谷区の対応については、迅速性を求めてきました。
しかし、まだ民有地への対応は、具体的に出てきておりません。
引き続き、担当所管には、話をし続けます。

■本日のNHK、9時のニュースの取材に立ち会いました
 お子さんを持つ親御さんたちの不安の声を、多くの方に聞いてもらいたい!

画像
NHK取材の様子(?)


関連記事:
* 弦巻の放射能。民家の床下から、30μSv/h超!?
* 世田谷区の放射線量
* 弦巻の放射能の続報。床下の瓶が原因との発表。
* 放射線量の測定。世田谷区以外の場合
* 世田谷区の放射線量測定(シンチレーションサーベイメータ)


引用ここまで

原文は、桃野よしふみ さん(世田谷区議会議員)のブログの
【世田谷区のホットスポットについて。私の知っていること。】
http://www.momono-yoshifumi.net/?p=761
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「東京は希望者移住地域?」の参考記事にさせていただきました。

敦賀原発:2号機の格納容器内で火災 作業の溶接火花飛ぶ /福井

引用ここから


福井

敦賀原発:2号機の格納容器内で火災 作業の溶接火花飛ぶ /福井

 日本原子力発電は12日、定期検査中の敦賀原発2号機(敦賀市、加圧水型)の格納容器(放射線管理区域)内で、汚染防止用のポリエチレン製シート約70センチ四方が燃える火災があったと発表した。溶接作業中の火花が飛んだ。火は作業員がすぐに消し止めた。けが人はなく、外部への放射線漏れはないという。

 原電によると、12日午後3時5分ごろ、協力会社の作業員2人が配管修繕工事のためサポート金具を溶接中に火災が発生。溶接の火花を防ぐため、ポリエチレン製シートの上を不燃性シートで覆っていたが、火花が不燃性シートの隙間から入ったとみられる。【柳楽未来】

【関連記事】
* 県原電所在地特別委連絡協:原発の位置付けを 国に要望書提出へ /福井
* 敦賀原発:1号機発電機海水漏れ 5センチ短い配管が原因--28年前に交換 /福井
* 原発ミニニュース:原電が報告書記載ミスの再発防止策 /福井
* 水島:堤防1メートルかさ上げ 砂浜の浸食で /福井
* 敦賀原発:1号機、発電機配管で水漏れ 放射能漏れなし /福井


毎日新聞 2011年10月13日 地方版


引用ここまで

原文は、毎日新聞 ニュースサイトの中の
【敦賀原発:2号機の格納容器内で火災 作業の溶接火花飛ぶ /福井】
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20111013ddlk18040637000c.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
小瓶騒動」の参考記事にさせていただきました。

2011年10月12日水曜日

東京・世田谷の道路で高い放射線量検出

引用ここから


【原発】東京・世田谷の道路で高い放射線量検出 (10/12 22:06)

ニュース動画

 今月初め、東京・世田谷区の路上で、1時間あたり約2.7マイクロシーベルトの高い放射線量が検出されていたことが分かりました。

 高い放射線量が検出されたのは、世田谷区弦巻の歩道です。住民からの情報を受け、区が4日に付近の27カ所を測定したところ、そのうちの1カ所から1時間あたり約2.7マイクロシーベルトの放射線量が検出されました。計画的避難区域に指定されている福島県の飯館村役場では12日、1時間あたり約2.1マイクロシーベルトの線量が検出されていますが、それよりも高い数値です。世田谷区は、周辺を水で流すなどの除染を行いましたが、その後も放射線量はほぼ変わらないということです。区は付近にカラーコーンを設置し、住民に近づかないよう呼びかけています。

* 【原発】東京・世田谷の道路で高い放射線量検出 (10/12 22:06)
* 【原発】横浜のマンションでストロンチウム検出 (10/12 11:49)
* 【原発】東電、批判受け「手引書」作成 賠償請求 (10/12 00:05)
* 【原発】年間1ミリシーベルト以上は国が除染へ (10/11 22:30)
* 【原発】食べ物など持ち込める放射能測定施設開設 (10/11 16:39)
* 【原発事故7カ月】収束に向けて現状は? (10/11 12:12)
* 【原発事故7カ月】南相馬市で保育園再開 (10/11 11:47)
* 【原発】汚染焼却灰 8000ベクレル超は国が処分へ (10/11 00:05)
* 【原発】除染2014年3月末までに完了方針 環境省 (10/10 18:56)
* 【原発】IAEA視察団が福島県内で除染状況を確認 (10/10 14:00)
* 【原発】IAEA国際除染チームが初の福島入り (10/10 01:03)
* 【原発】「中間貯蔵期間の明示は困難」細野大臣 (10/09 12:56)
* 【原発】甲状腺検査始まる 18歳以下の36万人対象 (10/09 11:53)
* 【原発】配管の水素濃度 目標まで下がらず (10/09 00:57)
* 【原発】汚染水処理装置水漏れ…放射性物質付着も (10/09 00:19)
* 【原発】サンマ100キロ圏は禁漁に 福島沖に南下 (10/08 17:44)
* 【原発】1号機で高濃度水素の抜き取り始まる (10/08 14:25)
* 【原発】事故手順書 2、3号機も「半分非公開に」 (10/08 11:51)
* 【原発】浄化した汚染水を敷地内に放出 福島第一 (10/08 10:28)
* 【原発】酪農家いない市町村の原乳の出荷停止解除 (10/07 18:51)
* 【原発】復旧作業の作業員が死亡 福島第一原発 (10/06 18:11)
* 【原発】「設計や立地に間違いあった」ヤツコ氏 (10/06 11:54)
* 【原発】事故後初めてフィンランドが新規建設発表 (10/06 05:04)
* 【原発】茨城産シイタケから基準超の放射性物質 (10/06 01:32)



引用ここまで

原文は、ANN(TV朝日)ニュースサイトの中の
「【原発】東京・世田谷の道路で高い放射線量検出」
http://
です。
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ひなげし陽気』の中の「東京は希望者移住地域?
の参考記事にさせていただきました。

飯舘村より高い放射線量、東京・世田谷で検出

引用ここから


飯舘村より高い放射線量、東京・世田谷で検出

 東京都世田谷区は12日、同区弦巻地区の住宅街の歩道で毎時2・71マイクロ・シーベルトの放射線量を検出したと発表した。

 計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村で12日に計測された2・05マイクロ・シーベルトより高く、区では、東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質が雨水で運ばれ蓄積された可能性があるとしている。

 同区によると、今月6日に民家の木製の柵に隣接する歩道上の9か所で毎時0・09〜2・71マイクロ・シーベルトを計測した。水で洗浄したが数値は下がらなかったという。

 区内の定点観測地点での放射線量は毎時0・05〜0・08マイクロ・シーベルト。区はカラーコーンを置き、住民には「なるべく近寄らないでほしい」と呼びかけている。

(2011年10月12日21時33分 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売ニュースサイトの中の
【飯舘村より高い放射線量、東京・世田谷で検出】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111012-OYT1T01052.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の
やっぱり出し惜しみの汚染マップ 3
東京は希望者移住地域?
の参考記事にさせていただきました。

東京・世田谷で高い放射線量=毎時2.7マイクロシーベルト、区が除染検討

引用ここから


東京・世田谷で高い放射線量=毎時2.7マイクロシーベルト、区が除染検討

 東京都世田谷区は12日、同区弦巻5丁目の区道の歩道で毎時2.707マイクロシーベルトの高い放射線量を測定したと発表した。この数値は、付近で1日8時間過ごした場合、年間の被ばく量が14.2ミリシーベルトとなる値。国が避難の目安としている年間20ミリシーベルトは下回っているが、区は念のため周辺部を立ち入り禁止とするとともに、除染を検討している。
 区民から「放射線量が高い場所がある」との情報提供があったため、区が6日に放射線量を測定した。高圧の洗浄器で歩道を洗浄後、計測したところ、毎時2.707マイクロシーベルトが検出された。
 計測した歩道は、車道よりやや低くなっており、区が専門家に聞いたところ、雨水が集まって放射線量が高くなった可能性が考えられるという。(2011/10/12-21:18)


引用ここまで

原文は、時事通信 ニュースサイトの中の
【東京・世田谷で高い放射線量=毎時2.7マイクロシーベルト、区が除染検討】
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011101200908
です。
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ひなげし陽気』の中の
やっぱり出し惜しみの汚染マップ 3
東京は希望者移住地域?
の参考記事にさせていただきました。

敦賀原発2号でぼや 格納容器内、シート焼く

引用ここから


敦賀原発2号でぼや 格納容器内、シート焼く
(2011年10月12日午後8時12分)

写真
敦賀原発2号機の原子炉格納容器内で燃えたポリエチレン製のシート(下の部分)=12日午後3時45分ごろ、敦賀市明神町(日本原電提供)

 日本原電は12日、定期検査中の敦賀原発2号機(加圧水型軽水炉、出力116万キロワット)の原子炉格納容器内で、溶接作業中に火花がポリエチレン製のシートに燃え移るぼやがあったと発表した。けが人はなく、周辺環境への放射能の影響はないという。

 日本原電によると、同日午後3時5分ごろ、格納容器の地下中2階(放射線管理区域)で、1次系冷却水の水質を分析する配管を修繕するため、協力会社の社員2人が支持部を溶接作業中、飛び散った火花が、周辺を覆っていた複数枚の不燃性シートの下に敷いていたポリエチレン製シートに燃え移った。シートの70センチ四方部分を焼き、作業員が不燃性シートで覆ってすぐに消し止めた。

 ポリエチレン製シートは、放射能汚染を防ぐため換気ダクトなどを覆っており、不燃性シートのすき間から火花が入り込んだとみられる。日本原電はシートの覆い方に問題がなかったかも含めて原因を調べている。

 午後3時20分ごろ、日本原電からの通報を受け、敦賀美方消防本部から消防車4台が出動した。放水はしなかった。

 敦賀原発では、今年5月に2号機構内でタンクの耐震補強工事中に火花が持ち運び用の袋に引火し、中にあったスプレー缶が破裂するぼやがあった。


引用ここまで

原文は、福井新聞 ニュースサイトの中の
【敦賀原発2号でぼや 格納容器内、シート焼く】
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/30948.html
です。
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ひなげし陽気』の中の
小瓶騒動」の参考記事にさせていただきました。

2011年10月4日火曜日

ヤブロコフ・ネステレンコ報告

引用ここから


読書録

シリアル番号 1083

書名

Chernobyl:Consequences of the Catastrophe for People and the Environment

著者

Alexey V.YABLOKOV, Vassily B. NESTERENKO, Alexey V. NESTERENKO

出版社

ANNALS OF THE NEW YORK ACADEMIY OF SCIENCES

ジャンル

サイエンス

発行日

2009

購入日

2011/06/12

評価



ロシア科学アカデミー会員ヤブロフ博士と白ロシア放射線安全研究所の2名のネステレンコ博士が膨大なスラブ語の文献を整理して 「チェルノブイリ事故が住民にと環境に与えた結果」というタイトルの報告書を書いた。この報告書を英訳し、編集したconsulting editor: Janette D. Sherman-Nevingerをニューヨーク州立大学のジャーナリズム科教授Karl Grossmanがインタビューしてビデオを製作し、自ら経営するenvirovideo.comで公開している。友人のNHKのディレクターであった小笠原君がこれみたかと聞いてきた。

早速編集者へのグロスマンのインタビュービデオを観て、目の前でいままで積み上げた積み木がガラガラと崩れ落ちるような気持ちになった。福島関連の情報を集めて、データもそろい、作表、作図もでき、一気に原発本「原子力村が発明した10のウソを越えて」を書き下ろそうと思っていたのに。これでは完全に前提がくずれてしまった。いままでチェルノブイリの実態がこれほどまでに ひどいとは知られていなかった、あるいは故意に秘匿されていたとはどういうことなのか。

私のシナリオは既設原発は今世紀かけて徐々にゆっくり停止するというものであったが、これでは世界中の原発は全ての国で一斉に出来るだけ速やかに(といっても代替エネルギーシステム構築に20年くらい必要だろうけれど)全て停止しなければならないということになる。したがって私の作成したエネルギー転換シナリオももっと前倒しにして計算しなおさねばならない。ドイツと同じペースにしなければならないということになる。世界中がそうするとこれは石油やガスは天井に張りつく。経済はスローダウン。温暖化問題など吹っ飛んでしまうのではないかとも思う。中国やインドは当然反発して原発を強行、世界が迷惑だと圧力をかけるようになるかも。いずれにせよとんでもないこと。

たしかにチェルノブイリの写真家広河隆一が著した1995年刊岩波ジュニア新書251『チェルノブイリから広島へ』で放射線影響研究所長重松逸造の加害者寄りの判定をしたのはけしからんと沢山の証拠写真を見せて告発している。この重松逸造が1990年から91年にかけて、国連のIAEA(国際原子力機関)が国際諮問委員会(IAC)に委託したチェルノブイリ事故の被害の調査委員長をつとめ、その結果を91年5月に発表した。この発表はチェルノブイリ事故の後遺症は終わったのだという印象を世界に与えたがじつは都合の悪いところは故意に調査していないというものであった。

早速、全文報告書と要旨をダウンロードした。全ページを速読したが、ロシア語の膨大な文献をまとめて、統計図表が明晰に事実を証明している。一旦これをよめばだれでも完全に納得するだろう。この本は2009年にニューヨークの科学アカデミーの紀要として発刊されたものだ。だからいわゆる政治的意図を含む文書ではないと明記してある。あくまでもまじめな学術書なのである。日本の学者も当局も何も勉強していない。重松逸造の政府に都合の良い政治的目的をもった報告書を引用しているだけだ。

いずれにせよすごい情報。感謝!!!

以下超概略で紹介しよう。詳細は原典をよんでください。

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ヤブロコフ・ネステレンコ報告

汚染強度
4,000Bq/m2 (0.11Ci/km2)以上の汚染地域に4ヶ月住んでいた人数は4億人。いまだに1,500万人がセシウム137汚染が40,000Bq/m2(1.08Ci/km2)以上の地域に住んでいる。

チェルノブイリ Ci/km2 Bq/m2 mSv/y microSv/h
強制避難区域 直ちに強制避難、立ち入り禁止 40.0 1,480,000 134.9 15.40
一時移住区域 義務的移住区域 15.0 555,000 50.6 5.78
希望移住区域 移住の権利が認められる 5.0 185,000 16.9 1.93
放射線管理区域(15,000,000人居住) 1.0 37,000 3.4 0.39
ヨーロッパ(4億人居住) 0.1 4,070 0.4 0.04

疾病率(morbility)、障害(impairment and disability)

白ロシアでは1985年には健康な子供は90%であったが、2000年には20%に低下
白ロシアでは1986ー1994年の時期に新生児の死亡率は9.5%が205%に上昇。
白ロシアでは1986ー1994年の時期に新生児の死亡率は9.5%に上昇。ゴメル地方で死亡率最大205%という数値は早産が増えたためと1996年にジーコビッチによって報告されている。注)死亡率が100%を超える理由はその定義が((早産の死体数)+(生きて生まれたが、その後放射線障害で死亡した数)) / (生きて生まれたが、その後放射線障害で死亡した数)のため ←元サイトの追記を発見したので追加しました。(『ひなげしアーカイブ』管理人Coco 2011/11/08)
事故の後始末に働いた若者は5年後に30%は病気になった。10年後には健康な若者は9%以下
ウェールズのホットスポットでは1986-1987年の新生児の体重が1.5kg以下に低下した

加齢の加速
白ロシアでは幼児の消化管上皮の老化
ウクライナ寿命が7-9年短くなる
事故の後始末に働いた若者は同年より10-15年早く病気になり寿命は5-15年短くなる
事故の後始末に働いた男子の81%、女子の77%は心臓病になった

循環器系の疾病
白ロシアでは避難者の血液とリンパ系疾病は事故後9年ではその前より3.8倍増えた。汚染地域に住民は他の地域の住民に比べ2.4倍になった
ウクライナでは事故後12年間は循環器系の病気が11-15倍に増えた
ロシアのブリヤンスク県では事故後10年間に渡り、子供の白血球数が極端に低くなった
白ロシアの新生児の赤斑が事故後2倍になった
事故処理労働者の致命的心筋疾患が一般人の平均の2.5%から22.1%に増加

遺伝子損傷
電離性放射線は遺伝子を損傷する。この損傷遺伝子は数世代に渡って残るであろう。汚染地帯では染色体異常が沢山観察された
チェルノブイリの遺伝子に与えた影響は放射線強が広島や長崎の数1,000倍以上であったのでこれを多量にあびた第一世代への影響が大きかった
事故直後の半減期の短い放射性物質にさらされた人、バックグランドと同じレベルに下がるのに300年を要するストロンチウム90、セシウム137と共存して生きる人、プルトニウム、アメリシウム汚染地域に住む人、およびその子供達は7世代にわたって影響が残るであろう
ノルウェーでは染色体異常10倍になっているのが56人の成人で観察された
スコットランドで21番染色体が1本余分に存在するトリソミー症(ダウン症)が2倍
セシウム137が3Ci/km2(111,000Bq/m2)のロシアのチェルノブイリ近辺で染色体異常が2-4倍になった
オーストリアで17名の成人の染色体異常が4-6倍になった
白ロシアで1987-1988年にかけてダウン症が49%増え、その他の国でも1987-1994年にかけ17%増
放射線をあびた両親の子や白ロシア、ウクライナに住んでいた子供のサテライトDNAの突然変異が2倍
白ロシアで事故後6年時点でウクライナにおいて放射線を浴びた父をもつ子の先天性発達異常は他の地区の1万人当たり960-1200人に比し、1,135-1,376人と増え た。脾臓、副甲状腺、甲状腺、副腎皮質、卵巣、睾丸などの内分泌線の疾病は3倍になった

内分泌系
ウクライナでは1988-1999年にかけ、内分泌線の疾病が8倍になった
白ロシアで1987年、事故の後始末に働いた人の子の免疫細胞に重大な変化が見られた
ウクライナの汚染地域では免疫細胞と体液が大きく損なわれた
ロシアの汚染地域に住む子供達に抗酸化と交感神経系の機能不全が見られた

呼吸器系
一般人、事故の後始末に働いた人の区別無く、10-15年後に免疫力の低下にとともに鼻咽頭および気管支疾患が増える。汚染が15-40Ci/km2に居住していた子供は3年後に3.5倍。汚染地帯に住んだ女性から生まれた新生児の非感染性の呼吸器系障害は9.6倍。事故の後始末に働いた人の慢性肺疾患は事故後15年間に10倍になった

泌尿器系
放射線はホルモンのバランスが崩れるために腎臓、膀胱、尿路、卵巣、精巣が影響を受ける。2000年までのデータでは生殖器の不全は女子で5倍、男子で3 倍になる。1981-1995年間に白ロシアでは子宮内膜症が2.5倍になった。不妊症は1986年に比べ1991年には5.5倍。このうち精子異常は 6.6倍であった。1988-1999年に泌尿器生殖器疾患は2倍となった。54.1%の妊婦に癇前症、貧血、胎盤の破壊と多量失血が見られた。事故の後始末に働いた人は1988-2003年の間、泌尿器生殖器疾患が10倍となった。

骨格・筋肉系
ホルモンバランスのずれ、または破骨細胞と造骨細胞が放射線で死ぬことにより骨粗鬆が増える。歯がだめになることにより健康障害が発生する。慢性の筋肉痛は正常な生活を阻害する。骨筋系の欠陥は特に子供の発育と活動の障害となる。ウクライナの事故の後始末に働いた人の筋肉と腱の障害は1991-2001年にかけ2.3倍となった。ウクライナでは胎盤のセシウム137が0.9-3.25Bq/kgだった子供に中空骨や脊椎軟骨の損傷がみられた。ロシアでは事故の後始末に働いた人の30-88%に骨粗鬆

神経系
低放射線レベルでも神経系への影響は大きい。高度神経系においても視覚神経系においても神経精神病理学的不調においても同様である。脳は放射線に対し敏感であることの証拠が増えている。中央ならびに自律神経系を変えて脳障害を引き起こす。高度汚染地域では低度汚染地域に比べ幻覚・幻聴がより頻繁に経験される:白内障、ガラス体の変質、焦点調整不能、紫外線脆弱性、結膜炎

消化系
事故の後始末に働いた人には消化器官の疾病が増え、汚染地域で生まれた赤ん坊の先天的消化システムの機能不全が見られた。低放射線の影響は変わっていて胃腸器官上皮の機能は子宮内にいる期間だけでなく影響を受ける。事故の後始末に働いたロシア人の消化器官疾病は9年間に渡り7.4倍になった。白ロシアでセシウム135が検出された若い避難者の40%は胃腸器官疾病患者であった。ウクライナの5-15kBq/m2レベルの汚染地域の人々と、管理グループを比較すると、胃の粘膜の退化が5倍、腸の変質が2倍であった

皮膚
汚染地帯では事故直後、皮膚と皮下組織の病気が増えた。原因としては外部からの放射線に加え、内蔵疾患の影響が考えられる。1988-1990年において皮膚疾患は4倍になった。ロシアの汚染地域の子供とティーンエイジ世代の60%で皮膚疾患がみられた。事故の後始末に働いた人で乾癬を発症した人の97% は神経系と胃腸に問題を抱えていた

感染症
放射線は寄生虫など我々の共生生物たる微生物相、動物相に働きかけて生物共同体を変えてしまう。汚染地域では食中毒、胃腸炎、敗血症、ビールス性肝炎、呼吸器系ビールスが増える証拠がある。
病原菌が強くなったのか人間が弱くなったのか、両方なのかはいまだ不明である

先天性奇形(CM)
汚染地帯では子供の遺伝的異常、先天性奇形が増える。手足、頭、身体の損傷を含む。先天性奇形はいまだ増えつつあり、その程度は汚染度に比例することは仮説ではなく、事実である

腫瘍
1986-2056年のガン患者は9,000-28,000人とするWHO予測は過小評価である。I-131とCs137だけでもヨーロッパで 212,000-245,000人、その他世界で19,000人であろう。高濃度Te-13、Ru-103、Ru-106、Cs-134と長期にわたる Cs137、Sr-90、Pu、Amは数百年の影響をのこすであろう

死亡率
1990-2004年のウクライナ、ロシア、白ロシアの死亡者21.2万はチェルノブイリ事故が原因で全死者の4%
事故の後始末に働いた若者の総数83万人の15%の11.2-12.5万人は2005年を迎えることなく死亡
ヨーロッパの数億人の住民のうち、数十万人がチェルノブイリが原因ですでに死亡し、これからも増え続ける
ドイツのババリア州では1987年の死産率は45%増えた
デンマーク、ドイツ、ハンガリー、ノルウェー、ポーランド、ラトビア、スエーデン男女比逆転、死産が増えた
英国では事故後10ヶ月間は妊娠後期の胎児死亡率が増えた
スエーデンでは事故直後と1989-1992年の幼児死亡率が増加
ロシアの事故の後始末に働いた若者で事故後12年以内に死亡した人の87%は30-39才であった
セシウム137の汚染強度が555kBq/m2(15Ci/km2)以上の地域住民の平均寿命は8年短縮された
1999年のウクライナの汚染地域の死亡率は1,000人当たり18.3人で他の地域の14.8人より28%高くなる
1994-2004年のロシアの汚染地域のブリヤンスク県の死亡率は22.5%増えた。特に45-49才でみると87%増

地域

1990-2004年の死者数

ヨーロッパロシア

67,000

白ロシア  

59,000

ウクライナ 

86,000

小計     

212,000

>15Ci/km2(40Bq/m2) or 50mSv/yで転居して統計外  

25,500

統計外合計

237,500

ソビエト外ヨーロッパ>1.08Ci/km2(40Bq/m2) or 3.4mSv/y

170,000

ソビエト外ヨーロッパ<1.08Ci/km2(40Bq/m2) or 3.4mSv/y

255,000

ヨーロッパ外全世界               

323,000

全世界合計

985,000



環境への影響
影響は人間だけでない。哺乳類、渡鳥、昆虫、森林、農作物がダメージを受けている
放射線は植物の形態異常、腫瘍を生じる
動物相も放射線で影響を受ける。これは人間と大差ない
ミツバチは完全に居なくなった
微生物相はあまり研究されていないが放射線を受けての変化は急速である
食料の汚染が最大の問題

Rev. August 21, 2011


引用ここまで

原文は、Seven Mile Beach File 読書録 の中の
1083【Chernobyl:Consequences of the Catastrophe for People and the Environment】
http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/core/indexj.html
http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/core/bookdata/1000/b1083.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
やっぱり出し惜しみの汚染マップ 2
ホットスポット
などの参考記事にさせていただきました。