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2011年10月7日金曜日

油には移行しない放射性物

引用ここから


2011年05月26日13:19
油には移行しない放射性物

日本エゴマの会 2011年ニュースレター第4号

放射能汚染 特集

◎ 油には移行しない放射性物

 今、放射性物質として問題になっているセシウムとストロンチウムは油に溶けない性質があるため、植物体や子実に吸収されても、その子実から搾油した油には移行しないことが判明しています。

 25年前ロシア・チェルノブイリの原発事故により周辺は半径 250 kmにおよぶ広い範囲にわたって放射性物質に汚染され、住民は被曝し、人が住めなくなり、作物も作られなくなりました。このチェルノブイリの救援活動を長年続けているNPO団体「チェルノブイリ救援・中部」(事務局、名古屋市)は2006年から地域再生のための「菜の花プロジェクト」を地元の大学と提携して始めました。菜の花によって土壌中のセシウムやストロンチウムを吸収し、土地を浄化し、再び人が住み、作物が作れる環境を取り戻そうという試みです。

 研究の結果、菜の花は枝・葉よりも子実に多くの放射性物質が集積します。その割合は土壌中の放射性物質の濃度と同じでした。しかし、その子実から搾った油から放射性物質は検出されませんでした。セシウムやストロンチウムといった無機物は水には溶けても、油には溶け出ない性質があるからです。ですから、たとえ放射性物質が子実に存在していても、そこから搾った油は食べても、燃料として空気中に排出しても、人体や環境を汚染する心配のないことが分ってきました。「チェルノブイリ救援・中部」では菜の花の油を自動車の燃料(バイオディーゼル)として使っています。
 エゴマは菜の花(ナタネ)と同じ油脂作物です。チェルノブイリでのナタネの研究成果は、エゴマの種子においても、その実から搾った油からセシウムやストロンチウムが検出されないことを推測させます。そこで日本エゴマの会は今年、福島の大地で栽培したエゴマの植物体、子実、そしてそれから搾った油の放射性物質の測定を行います。そしてエゴマにおいても菜の花と同じ結果が得られるのであれば、来年度から本格的にエゴマ栽培を再開したいと考えています。

日本エゴマの会 代表責任者 村上守行


引用ここまで

原文は、ブログ『エゴマ・ベンガルの風にのって』の中の
【油には移行しない放射性物】
http://blog.livedoor.jp/egomanokai/archives/1473804.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の---」の参考記事にさせていただきました。