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2011年6月29日水曜日

楽天:経団連は「ガラパゴス」 三木谷浩史社長

引用ここから


楽天:経団連は「ガラパゴス」 三木谷浩史社長

 楽天の三木谷浩史社長は29日、東京都内で開かれたKDDIとの業務提携の会見後、記者団に対し、経団連に退会届を出したことについて問われ、「新しい時代に向かっていく流れが必要と思っているが、(経団連は)そういう形になっていない」と理由を述べた。「ガラパゴス日本と言われているが、電力政策だけでなく、コーポレート・ガバナンスや会計制度などを国際的な基準に合わせていかないと、この国は食べていけない。それとは方向性が違うと感じた」と指摘した。

 また、電力業界と楽天のビジネスとの関係について問われ、三木谷社長は「データセンターにしても、IT業界は電力がないとだめだ。コストが高ければ、競争力に大きく関係してくる」と、電気料金が高止まりしている電力業界のあり方にも異議をとなえた。

 三木谷社長は5月下旬、東京電力福島第1原発事故後の経団連の対応について、簡易型ブログ「ツイッター」で不満を表明し、退会を検討していることを明らかにし、23日、退会届を出した。【毎日jp編集部】

2011年6月29日

* <関連記事>楽天:経団連に退会届 「方向性や哲学が違う」と説明
* <関連記事>楽天:経団連退会 発送電分離、慎重姿勢に不満?
* <関連記事>楽天 ネット通販「震災後2倍に」--三木谷社長
* <関連記事>経団連:楽天の退会届受理 米倉会長「誤解がある」と反論
* <インタビュー>三木谷浩史:「最大のコンテンツはコミュニケーション」 「成功の法則 92ヶ条」



引用ここまで

原文は、毎日新聞ニュースサイトの中の
【楽天:経団連は「ガラパゴス」 三木谷浩史社長】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110629mog00m020005000c.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく 」の参考記事にさせていただきました。

2011年5月29日日曜日

隠された被曝労働

引用ここから


樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(6)隠された被曝労働
2009年7月 6日 12:38

さて、もう少し具体的に話をさせてください。

まず、被曝の原点はなんと言っても岩佐嘉寿幸さんです。1974年のことですから、もう30年も前にさかのぼります。被曝の事実を知って私は岩佐さんのところに行きました。彼は怒ってました。私以上に怒ってました。最初はうちの中に入れてくれませんでした。

「なんだ、オメーは! アサヒと同じか!」って言うもんだから、ぜんぜん分からない。それから「オメーは東京か」っていうから、「東京です」って答えると、「何やってんだ!」って言うんです。

「実は四日市公害の取材を7年やって本を出したんです。こういう問題を実はやらないでどっかに逃げようかと思ったんですが、岩佐さんの裁判に一度は触れておかなくてはならんと、それから考えようと思って」って言うと「そうか、じゃあ上がれ」って言ったんです。それで怒ってる意味が分かったんです。

ここに朝日新聞があります。1974年4月18日木曜日付け、「みんなの科学」欄。これ、何て書いてあったと思います? 「初の原子力炉被曝訴訟 謎だらけの皮膚炎」なんて書いてあるんですよ! まず、これを書いた記者を紹介しなきゃね。マスコミには、いろんなのがいるので。

朝日新聞科学部に、東大哲学科を出た大熊由紀子って、後に論説委員にまでなった人がいるんです。その後どこに行ったかと思って尋ねたら朝日新聞にいないって言うから、テレビ朝日の連中に調べてもらったら、大阪大学の教授になってるの。その女性が書いた記事です。

この記事で岩佐さん怒っちゃたんだよね。岩佐さんに取材なんかしてないんだよね。国側だけを取材したんだよ。こんな記者ありますか? いくら俺だってちゃんとしますよ。でもこの大先生、記者なのに一方通行。

これで私も狂っちゃたんですよね。東大の哲学科まで出た、朝日新聞の科学部の記者がこんな記事書いて、これで真実なんか報道できるわけないじゃないかって。実はここで腹が決まったんですよ。「よーし、俺がやってやろうじゃないか」って。なんの力も金も頭もないけどさ、やれるところまでやってみようと。


それから悪戦苦闘です。だって何にも知らないんだから。岩佐さんにだってバカにされましたよ。「俺、100ミリレムしか浴びてねぇ。おい、お前分かるか?」って言うから「わかりません」って言うと、「お前、阪大の岡村日出夫って助手のところ行って勉強してこい」って言われたんですよ。

「はい、わかりました」って、大阪に来て阪大に行ったんですよ。で先生に会って、「先生、放射科学について教えてください」って言ったら無料で教えてくれました。これが原点だったんです。岩佐さんに会わなかったら今、こんなことやってませんよ。

それと、ジャーナリズムです。大の朝日ですよ。国民のほとんどは朝日新聞をとってます。信用してます。それがこんなことやってたんだから、最初から。これは面白くなると思いましたね。そしたら面白くなっちゃった。それで、このあと、この女、逃げ回ってたんです。

岩佐さんとテレビ朝日に呼ばれたことがあったんですけど、その時、テレビ朝日に、「この記者出せよ、お前たちのとこのもんだろう」って言ったんですけど、結局逃げちゃったんですよね。樋口と岩佐に噛みつかれたら損だと思ったんでしょう、頭のいい人だから。

さて、岩佐さんはそれから11年間闘いました。知らなかったでしょ? 1974年4月15日に大阪地裁に提訴して、それから、最初の判決は1980年3月30日、全面棄却。

当たり前じゃないですか。これを支援した人はどれくらいだったと思います? 全国ネットで138人しかいない。僕も含めて。これじゃあ裁判は勝てませんよね。それから高裁、最高裁に行って全部棄却でした。

時代が悪かったね、70年代だもの。高度経済成長の時代、「何を言ってるんだ」ってもんでしょう。それでも、これを見続けよう、伝え続けようと決心しました。もう、売れる写真家になろうなんて考えなかったね。これが俺の生き方まで決めてくれました。

そして、岩佐さんの後を引き取ったのが、西淀川に住んでる、長尾光明さんです。78歳。この人が今、東京電力を相手に提訴しています。何かの時には、署名してください、お願いしますよ。

そいうことで、岩佐さんと出会って次に言われたことは、「おい、樋口さん、お前知ってるか? 金の出る裁判があるんだ」って。まさか原発会社がそんな汚いもんだとは思ってもみなかった。クリーン、安全、現代科学の粋を集めたって言ってるでしょ、一方では。だから金で裁判するなんて思ってもみなかった。俺も能天気だったね、当時は。

僕だって最初は国が言うとおり信じてたんですから。クリーンで安全で、わずかな恨みを生んでも、何十万キロワット発電できたらいいじゃないかって思うくらいのレベルだったんですから。それが原点ですよ、言ってみれば。ここで懺悔しなきゃいけないと思います。たまたま岩佐さんに会わなかったらその程度で終わってたんですからね。

で、岩佐さんから、「おい、樋口さん知ってるか? 琵琶湖の近くで、どのくらいの金かわからんけど、俺と裁判を共闘しようとしたら、奥さんが丸めこまれたかなんかで裁判をつぶされた奴がいるんだって。知ってるか?」って言われて、「知るわけないじゃないか! 岩佐さんは知ってるのか?」って聞いたら、「いや、岡村日出夫さんが言ってるんだ」って。

岡村日出夫さんって人は今はもう事故で亡くなったんですが、この先生のところに行って聞けって、相手の住所も分かってるはずだからって言われて。岡村さんから住所を聞いて、その人のところに行ったんです。夜の7時くらいにやっと捜し当ててたんです。

大阪の岡村先生と岩佐さんから紹介されて来ましたって言ったら、「はぁ?」なんて言ってね。そりゃあ「はぁ?」って言いますよね。変なのが来たって思ったでしょうね。

「実は私、こういう者で、取材をさせていただきたいと思って来たのですが」って言うと、最初は迷惑って顔してましたよ。でもね、「岩佐さんが一生懸命裁判やっているのをご存知ですね」って言うと、「じゃあ、まあ入りなさい」と入れてくれました。

すでに生活が破壊されてて、自分のわずかな田畑と家を手放して、借家に奥さんと女の子の子供3人と住んでました。子供はまだ小さくて、「一番下の子は俺が被曝してからできた子なんだよ。この子がいちばん気がかりだ」って言うんですよ。重い十字架を背負って生まれたんですよ。

最初はお金の話は一度も出ませんでした。ところが、2度3度と行ったら、押入れの上から書類を持って見せてくれました。これが示談書だって。この書類を廃棄しろって言われてたんだけど、残してたんだって。600万円もらってもう終わったんだから書類を廃棄しろって言われてたけど、何かの役に立つかもしれんと残しておいたんだそうです。

そしたらそこに部落解放同盟の名前が入ってたんです。ここが仲立ちしたんです。これはおそらく、村居さんが部落民だから、彼のために会社から金をとってやろうという思いで、金をとったんだと思いますよ。それで600万円を受け取ったんだろうね。1回の振り込み額はそれぞれ違いましたが、銀行振り込みで3回にわたって振り込んでありました。「村居さん、これを使ってもいいか」って言ったら、「これは真実だから使っていい」って言いました。勇気のある男がいたもんだね。感動しましたね。

でもここで、なんてことだろう、なんでこの人たちもお金なんて受け取ったんだろうって思いましたね。このときは俺も泣いたよ。この社会って腐りきってるんじゃないかって。でも、そのあと部落解放同盟は被曝問題には絶対に手を出さなかった。

これを知った大阪にある部落解放同盟の本部が、僕に村居さんについての原稿を書いてくださいっていってきました。二度とこういうことがあってはいけないからって。で、被曝労働について書きました。これで全国の解放同盟の人は僕の記事を読んだんでしょう。

九州で講演したときに、解放同盟の青年が来て、「樋口さん、樋口さんの話は本当ですか?」って聞くんです。「嘘を言ったら一発でクビが飛ぶんだよ、俺らの世界は」って言いました。そしたら「間違いありませんか。そうですか、非常に残念です」っていうまじめな青年がいるもんです。これを契機にして、部落解放同盟は手を染めなかったんだよね。でも、よかったね。偉い人たちだと思います。もし、あれを隠蔽してたらもっといろんな問題が出たと思います。

裁判を起こそうとして、村居さんの奥さんは丸めこまれちゃったんだよね。生活は逼迫してどん底にいたんですから。それで電力会社はね、奥さんに、「今、大阪で裁判を起こしてる人がいるけど、この裁判は長くなるよ」って、「あんたら裁判起こしたらどうなんの? お金のほうがいいだろう」ってまず奥さんを説得したわけです。本人よりも。本人が外出してる間に。本人はおそらく、先ほど話した岡村さんと裁判について話してたんでしょう。

奥さんも生活に疲れきってね、本当にぼろぼろになって。そこを突かれたんですね。それでも村居さんは、いつも会えば「いや、女房が可愛そうだ」と、そうやって俺に言うわけですよ。奥さんを庇ってね。

この裁判を潰す犯罪を担った一人が重松教授。「異常無し」とカルテに書いてしまった。この人は後にね、この問題が吹き出してきたから首つり自殺をしてます。いたたまれなくなったんだろうね。追求もされたんでしょう。「異常無し」カルテの裏は金。教授もたった百万円しかもらってないのにそんなカルテを書いちゃった。これは村井さんが職員から聞いてんだよ、駄目だな。

もうひとつ、金で裁判潰されたケースは北九州の親方だよ。

この人ですよ! 「俺らがいい加減な検査や提携やってるから・・・ 3か月やそこらで点検なんか終わるかよ。きちんとやったら6か月や1年はかかるぞ、樋口さん」って言ってたのは。

だから、去年の美浜原発の事故が起きたときは、「親方言った通りじゃねえか、肝心な所やってねえんだ」と僕は言いました。すげえね、これから一杯起きる可能性があるって事だ。

この親方は、自分が入らなきゃ良かったのに真面目な男だったから。普通は労働者連れてくりゃ、その数だけピンハネする訳で。

俺言ったの。「労働者は皆ピンハネしたんですか?」ってね。そしたら怒ってさ、「いや樋口さん、そう言うけどウチみたいな7人ぐらいの会社じゃ、こうしないと盆と暮れのボーナスも出せない。それはきちんとさせてもらってますよ」って。自分も働けばもっと金が入る訳でしょ。「ああ、すいません」って謝りましたよ。でもピンハネには違いないんだけどね。

この人も裁判起こそうとしたんだけど、この人の時はすごかったね。暴力団が毎日、脅迫電話をかけて生活を脅かしたんですよ。それで奥さんがノイローゼになっちゃってね。

最後は日立プラントがわざわざ行ってるんですよ。課長が本社から。親方に直接仕事を回していた、井上工業って下関のひ孫請け会社の社長といっしょに、親方の家に行って、強引に連れ出して。九州大学連れ込んで、ここで異常無しカルテまた書いた。

わずか106万円で裁判潰しやがった。ひでえ事やってやがんな、この奴らは。その時の資料はちゃんと持ってますよ。まさに闇の世界。原発ってとんでもない事やってるんですよ。皆さん考えてるようなもんじゃないよ。

俺は村居さんの所に最後に行ったのは95年だったけど、「樋口さん、俺もあれから周りの話を色々と聞いてる。3000万円もらった、4000万円もらった・・・ それで皆黙らされた。自分はわずか600万円だったから悲しみを表に出せる」って言ってました。

こういう風に、現実に人を潰していく時に、必ず裏に医師達がいたんですよ。裏は取ってあるんだよね。先ほどの高校生のアルバイト、これは氷山の一角でしょう。労災認定はわずか6例だけど、岩佐訴訟が11年間闘ったおかげで、あの暗黒労働が引き出された訳ですよ。これで国の連中も、労働省も含めて、やっと6例を認定するようになったんだよね。でなきゃ労災認定なんか出来ません、しなかったと思います。岩佐さんが、そういう意味で先駆者なんだよ。

でもこの数にJCOと去年の美浜は入ってませんよ。「原発被曝」じゃないから。それを入れると、3人と5人だから8人プラスだけどね。今までの被曝労災認定は、唯一長尾さんを除いて、全部白血病です。他のガンは全部不認定。

他のガンを認めたら、「俺も助けろー、俺も助けろー」って、この国つぶれるでしょう。労災認定って、一人認定するといくら払うかご存じですか。1千万? 違う、3千万払うのよ、皆さん。もしこれをバカバカ認定してごらんなさい、国がつぶれちゃうよ。えらい事になってるんだよ。だから隠せるだけ隠そうとしてるんだって。それでバレたらバレたでしょうがないや、と。皆で責任とろうやって言ってるんじゃないんです。

すべてが明らかになるのは、僕が死んだ後だ。その時に「樋口ってのが言ってたね?」ってなるんだ。コレ本当になるよ、なるに決まってるんだから。

もっと知りたかったら俺の本の『闇に消された原発被曝者』、これを読んでいただきたい。たくさんの被曝者の証言が一杯入ってるから。色んな形で潰れていった連中、これはまた読んでいただきたい。俺ここで全部喋ると本が売れなくなるから止めた(笑)。冗談抜きで読んで下さい。

(2005年7月2日 大阪市立生涯学習センターにて)


引用ここまで

原文は、ブログ『Liberal Utopia 持続可能な世界へ』の
「樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(6)隠された被曝労働」
http://ihope.jp/2009/07/06123825.html
です。
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ひなげし陽気』の中の
経済界も変わっていく
孫さんに期待
常に生まれている被曝者
原発マネーの幻想
などの参考記事にさせていただきました。

楽天・三木谷つぶやき波紋「経団連脱退」電力業界保護に不満

引用ここから


楽天・三木谷つぶやき波紋「経団連脱退」電力業界保護に不満
2011.05.28

 「そろそろ経団連を脱退しようかと思いますが、皆さんどう思いますか?」

 楽天の三木谷浩史会長兼社長(46)が27日午後11時22分、ツイッターでこうつぶやいて波紋が広がっている。

 「なぜ?」の問いかけには、三木谷氏は「電力業界を保護しようとする態度がゆるせない」と返答。東電福島第一原発の事故をめぐって日本経団連は、“国有化阻止”の動きを見せるなど民間企業としての東電を支援する立場だが、これに不満があるとみられる。

 また、三木谷氏は「なんで関経連のトップが関電なのか、このタイミングで?」ともつぶやき、関西経済連合会の新会長に23日、関西電力の森詳介会長が選任されたことに疑問を投げかけた。

 「一度入った以上は中から破壊して下さい」とフォロワーが応じても、「無理っぽい」とやや投げやり。経団連に入って、利益があったのか問われ、「ない」とひとこと。

 2004年に当時、堀江貴文社長率いるライブドアと争った末、プロ野球オーナー会議の最終審査で勝って球団経営に乗り出せたことを、「(利益が)有ったんじゃないですか野球球団持てたでしょ」と指摘されると、「意味がわからん」と不快感ともとれる返答もあった。

 こうした三木谷氏の“爆弾発言”にツイッター上では、「かっけー(かっこいい)」「本気なのかどうか」など煽る人がいる一方で、「三木谷、君はもう大社長だよ。くだらんことつぶやくなよ」と諫める人も。

 いっそ新日本経団連を立ち上げては?との提案には、「I agree!(同感だ)」と得意の英語で応じた三木谷氏だが、果たして本当に辞めるのか。


引用ここまで

原文は、ZAKZAKニュースサイトの中の
【楽天・三木谷つぶやき波紋「経団連脱退」電力業界保護に不満】
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110528/dms1105281558012-n1.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく」の参考記事にさせていただきました。

三木谷氏、経団連脱退示唆…東電かばう態度「許せない」

引用ここから


三木谷氏、経団連脱退示唆…東電かばう態度「許せない」

 インターネット通販大手「楽天」の三木谷浩史会長兼社長(46)が28日、日本経団連からの脱退を示唆した。福島第1原発事故後の電力政策の考え方などをめぐり「経団連と方向性が違う。政策が違えば政党を離脱するのと同じだ」と、都内で記者団に述べた。

 電力会社の在り方について三木谷氏は「発電と送電の分離をするべきだ。独占では規律も競争も働かなくなり、官と癒着して監査が甘くなる」と指摘。経団連が発送電分離に後ろ向きなことへの不満を漏らした。

 発端は、三木谷氏が短文投稿サイト「ツイッター」で27日午後11時過ぎに「そろそろ経団連を脱退しようと思いますが、皆さんどう思いますか?」と投稿したこと。「なぜ?」との問いかけに「電力業界を保護しようとする態度がゆるせない」とつぶやいた。福島第1原発の事故を巡り、経団連は民間企業としての東電を支援する立場で、三木谷氏はこうした姿勢に批判的な姿勢を示した。

 1997年に設立された楽天は、2004年に経団連入りしたが、ツイッターでは、そのメリットについては「ない」。「一度入った以上は中から破壊して下さい」との声には「無理っぽい」と、あきらめの様子だ。「新日本経団連を立ち上げましょう」との呼びかけには「I agree!(賛成)」と応じた。

 また三木谷氏は、関西経済連合会新会長に同じ電力会社の森詳介・関西電力会長(70)が就任した人事についても「なんで関経連のトップが関電なのか、このタイミングで」とツイッターで疑問を投げかけた。

 ◆日本経団連 正式名称は社団法人日本経済団体連合会。2002年5月、経済団体連合会(経団連)と日本経営者団体連盟(日経連)が統合して発足。東証第1部の上場企業が中心となり、日本の経済政策に対する財界からの提言、発言力の確保を目的に構成された。日本商工会議所、経済同友会と並ぶ「経済3団体」のひとつ。

(2011年5月29日06時03分 スポーツ報知)


引用ここまで

原文は、スポーツ報知ニュースサイトの中の
【三木谷氏、経団連脱退示唆…東電かばう態度「許せない」】
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110528-OHT1T00272.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく」の参考記事にさせていただきました。

2011年5月28日土曜日

楽天、経団連を退会か…不満募る?三木谷社長

引用ここから


楽天、経団連を退会か…不満募る?三木谷社長

 楽天の三木谷浩史会長兼社長が、日本経団連からの脱退を検討していることが28日、明らかになった。

 三木谷氏は簡易投稿サイト「ツイッター」に、「そろそろ経団連を脱退しようかと思います」などと書き込んだ。三木谷氏は記者団に対し、「政策が違えば(国会議員が)政党を離脱するのと同じ」と述べた。だが、退会届の提出時期については言及を避けた。

 三木谷氏は、「現在の電力業界を堅持するのがいいとは思わない。事業は発電と送電、売電を分けるのが適切だ」と強調した。

 東京電力の福島第一原子力発電所の事故に伴い、電力事業を発電と送電に分離する案が浮上したが、経団連の米倉弘昌会長が否定的な考えを示している。

 楽天は2004年に経団連に入会した。しかし、三木谷氏は、経団連が国際会計基準の導入やインターネットを使った改革に積極的でない点に不満を抱いていた。

(2011年5月28日20時19分 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売新聞ニュースサイトの中の
「楽天、経団連を退会か…不満募る?三木谷社長」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110528-OYT1T00648.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく」の参考記事にさせていただきました。

楽天・三木谷社長「電力政策、経団連と方向性違う」

引用ここから


楽天・三木谷社長「電力政策、経団連と方向性違う」
ツイッターでの脱退示唆、思いを説明
2011/5/28 19:50

 楽天の三木谷浩史社長は28日、ミニブログ「ツイッター」で日本経団連からの脱退を示唆したことについて「現在の電力業界の構造を維持するのはいいこととは思えない。(経団連と自分の思いの)方向性が違ってきた」と説明した。

 都内での講演後、記者団に語った。「政策が違えば政党を離脱するのと同じ」と述べたが、すぐに退会届を出すかとの問いには明言を避けた。

 東京電力の原発事故に関して「東電の責任もあるし、国の責任も重い」「電力政策を深く考えるきっかけになった」などと発言。競争と監視を促す改革が必要だとして「発電、送電、売電の分離があるべき姿。今すぐに無理だとしても、その方向で考えるべきだ」と語った。

 楽天は2004年11月に経団連に入会。三木谷社長は27日深夜、ツイッターに「そろそろ経団連を脱退しようと思います……」などと書き込んだ。


引用ここまで

原文は、日経新聞ニュースサイトの中の
【楽天・三木谷社長「電力政策、経団連と方向性違う」ツイッターでの脱退示唆、思いを説明】
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0EAE2E3978DE0EAE2E7E0E2E3E3869891E2E2E2
です。
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ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく」の参考記事にさせていただきました。

楽天、経団連脱退を検討 「方向性違う」と三木谷社長

引用ここから


楽天、経団連脱退を検討 「方向性違う」と三木谷社長

 インターネット通販大手の楽天の三木谷浩史社長は28日、日本経団連からの脱退を検討していることを明らかにした。東京都内で記者団に対し、福島第1原発事故後の電力政策の考え方などをめぐって「経団連と方向性が違う。政策が違えば政党を離脱するのと同じだ」と述べた。

 電力会社の在り方について三木谷社長は「発電と送電の分離をするべきだ。独占では規律も競争も働かなくなり、官と癒着して監査が甘くなる」と指摘。経団連が発送電分離に後ろ向きなことへの不満を漏らした。

 三木谷社長は27日、ツイッターに「そろそろ経団連を脱退しようかと思いますが、皆さんどう思いますか?」などと書き込んでいた。
2011/05/28 19:36 【共同通信】


引用ここまで

原文は、47NEWSサイトの中の
【楽天、経団連脱退を検討 「方向性違う」と三木谷社長】
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052801000292.html
です。
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ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく」の参考記事にさせていただきました。

楽天の三木谷社長、経団連脱退を示唆 ツイッターで

引用ここから


楽天の三木谷社長、経団連脱退を示唆 ツイッターで
2011/5/28 12:57

 楽天の三木谷浩史社長が日本経団連からの脱退を示唆していることが28日までに分かった。ミニブログの「ツイッター」に三木谷社長が「そろそろ経団連を脱退しようかと思いますが、皆さんどう思いますか」と書き込んだ。福島第1原子力発電所の事故をめぐる経団連の姿勢を批判している。楽天は2004年に経団連に入会した。


引用ここまで

原文は、日経新聞ニュースサイトの中の
「楽天の三木谷社長、経団連脱退を示唆 ツイッターで
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E0EAE2E2958DE0EAE2E7E0E2E3E39C9C97E2E2E2
です。
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ひなげし陽気』の中の「経済界も変わっていく」の参考記事にさせていただきました。

「電力業界保護の態度許せない」楽天社長、経団連に不満

引用ここから


「電力業界保護の態度許せない」楽天社長、経団連に不満
2011年5月28日5時19分

 「そろそろ経団連を脱退しようかと思いますが、皆さんどう思いますか?」

 楽天の三木谷浩史会長兼社長が27日、ツイッターでこうつぶやいた。東京電力福島第一原子力発電所の事故などをめぐる日本経団連の対応に不満があるとみられる。

 三木谷氏は「電力業界を保護しようとする態度がゆるせない」と、経団連を批判した。関西電力の森詳介会長が23日、関西経済連合会長になったことも「なんで関経連のトップが関電なのか、このタイミングで?」と疑問を呈した。

こんな記事も   * レコメンドシステムによる自動選択

* 「新たな日本創りあげる」経団連会長が決意 定時総会で(5/26)
* 〈ロイター〉経団連会長が発送電分離に否定的見解、「動機が不純」と苦言(5/23)
* 「脱原発」財団設立へ ソフトバンク・孫社長が10億円(4/20)
* さらば平松市長、次のフォローは…橋下知事のツイッター(4/20)
* 楽天・三木谷社長、個人として10億円寄付へ(4/1)



引用ここまで

原文は、朝日新聞ニュースサイトの中の
【「電力業界保護の態度許せない」楽天社長、経団連に不満】
http://www.asahi.com/business/update/0528/TKY201105280007.html
です。
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ひなげし陽気』の中の
経済界も変わっていく
電気代の不払い運動
の参考記事にさせていただきました。

2011年4月21日木曜日

東電のカネに汚染した東大に騙されるな!

引用ここから


東電のカネに汚染した東大に騙されるな!
純丘曜彰 教授博士/健康・医療
2011年3月27日 03:54
画像
純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 芸術学部 芸術計画学科 哲学教授

/寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用して世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。/

#追記 この記事の意味が理解できなかった方へ:週刊文春4月14日号(4月7日発売)が、もっと具体的に個人名を挙げて、問題の背景を説明しています。(文春の言う長崎大学3000万円は先払金で、総額は9000万円。)#

なんと5億円! 寄付講座だけでも、これほどの大金が、東京電力から東京大学大学院の工学研究科にジャブジャブと流し込まれている。これは、東大の全86寄付講座の中でも、単独企業としてあまりに突出した金額だ。(詳細データ http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/pdf/20110301kifu.pdf 本記事のコメントも参照せよ)

東大だけではない。東工大や慶応義塾大学など、全国のあちこちの大学の大学院に、東京電力は現ナマをばらまいている。これらの東京電力のカネの黒い本性は、2002年の長崎大学大学院で暴露された。そもそも東京電力が、自分の管区とはほど遠い長崎大学に手を伸ばしたことからも、手口の異様さがわかるだろう。

長崎大学医学部は、戦前の官立六医大の一つという伝統を誇り、その大学院医学研究科を2002年4月から医歯薬学総合研究科へと発展させることになった。ここに突然、東京電力が、9000万円で講座を寄付したい、と言い出した。テーマは、低線量放射線の人体影響。そのうえ、その趣意書からして、原発推進とも受け取れる表現が踊っていた。これに対し、当時の学長、池田高良(まさに被曝腫瘍が専門)は、趣意書の書き直しのみで、カネの受け入れを強行しようとした。

このため、学内外から猛烈な反対論が沸き起こり、夏には混乱の学長選となった。おりしも、東京電力は、福島第一原発三号機で、炉心隔壁のひび割れの事実を伏せたまま、97年にむりに交換し、二千人近い作業員にかなりの被曝をさせ、その後もこの事実を隠蔽し続けていたことが、ようやく発覚した。もはや、なぜ東電が被曝後遺症を扱う池田学長に唐突に大金の話を申し出たのかは明白だ。かくして、代わって斎藤寛(公害問題が専門)が学長に当選。長崎大学は、9月に臨時教授会を開き、東京電力の寄付講座受け入れを取りやめ、すでに大学側に振り込まれていたカネ全額を東京電力に突き返した。

1956年に水俣病が発見された際、地元の熊本大学は、ただちに現地調査を行い、有機水銀が原因であることを特定し、チッソに排水停止を求めた。ところが、日本化学工業協会は、東大教授たちに水俣病研究懇談会、通称「田宮委員会」を作らせ、連中が腐った魚を喰ったせいだ、などという腐敗アミン説をでっち上げ、当時のマスコミも、この東大教授たちの権威を悪用した世論操作に乗せられて、その後も被害を拡大し続けてしまった。

いままた、同じ愚を繰り返すのか。「核燃料70%の損傷」を、燃料棒292本の7割、204本のそれぞれにほんの微細な傷があるだけ、などという、アホな詭弁解説をまともに信じるほど、いまの国民はバカではない。なんにしても、テレビで口を開くなら、まず、東京電力から受け取った黒いカネを、全額、返してからにしろ。

テレビもテレビだ。公正、中立、客観を旨とする以上、解説を学者に頼むなら、原発賛否両方の学者を公平に呼べ。調べるプロなら、連中のウラ事情ぐらい調べておけ。

/by Univ-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka


引用ここまで

原文は、ビジネスメディア『InsightNow』サイトの
「東電のカネに汚染した東大に騙されるな!」
http://www.insightnow.jp/article/6430
です。
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変わりつつあるメディアの原発報道 2
原発マネーの幻想
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原発広告とメディアの関係

引用ここから


2011/03/02
原発広告とメディアの関係

私は普段からテレビをあまり見ないので、お笑いというものには疎いし、そもそもほとんど興味はない(落語は別)。そんななかで「浅草キッド」については、時々、伊集院光のラジオにゲスト出演しているのを聴いて悪くない印象を持っていたのだが、、、

2月中旬から、中国電力が上関原発(建設計画が発表されてから30年近くがたっている)の工事を強行しようとして、反対派の住民の抵抗が続いている。その様子はUSTREAMでも生中継され、私も時間がある時には見ていた。
当ブログでは再三再四表明しているが、私は原発には断固反対であって、およそ電力会社ほどのタチの悪い企業というのはないと思っている。
で、まあ、今日は原発の是非論について書くつもりはないので本題に入ると、、、

昨日、コンビニで「週刊現代」を立ち読みした。
私は週刊誌に限らず、雑誌を見るときには広告営業時代のクセで、どうしても先に広告に目がいってしまう。まず表2、表3、表4(いわゆる特殊面)の広告銘柄をチェックし、それからパラパラと中の広告を見る。
今週の週刊現代の特殊面は相当に厳しく(これは他の男性週刊誌もまったく同様だが)、また中面の広告も媒体社が望むような金額がとれていそうな銘柄は一つだけという印象だった。
そんななか、目についたのが「浅草キッドが行った!見た!聞いた!! 原子力発電所最前線」と題された東京電力のカラー3ページのタイアップ広告で、内容は浅草キッドの二人が柏崎原発を見学に行って所長と対談するというものだった。しかも2号連続企画とのことである。

雑誌の広告営業にとって、タイアップ広告を作る仕事は非常に大事、かつ面倒くさい。雑誌広告はただでさえ厳しい状況だが、さらに近年、クライアントのタイアップ志向が強い。つまりクライアント自身が製作した純広告(媒体社は極端に言えば、指定された条件通りに印刷すればいい)を出稿するのではなく、それぞれ雑誌にあった1回限りの記事風のタイアップ広告を出稿する傾向が強くなっている。
その場合、あるクライアントでタイアップが決まると(その前段階で他社との企画提案合戦に勝たなければならないが)、まず、広告代理店を間に入れてクライアントと打ち合わせをする。その打ち合わせをもとに、ページを実際に作る担当者(その雑誌の編集者であったり、タイアップを作る専門の部署の担当であったり)にラフを描いてもらい了解を得る。OKが出たら取材、撮影をする。そしてタイアップページを作り、それをクライアントにチェックしてもらい、直しを入れてもらう。そのやり取りを何回かした後に校了、発売となるわけだが、この過程にトラブルの種がゴロゴロ転がっており、コトが最初から最後までスムースに進むことはまずない。しかも、雑誌が発売された後も大トラブルが勃発することすら少なくないのだから、タイアップ広告というのは媒体社の広告営業マンにとってまことにストレスの多い代物だ。
そんなタイアップ広告の仕事のポイントの一つは起用するタレント、モデル選びである。
女性ファッション誌であれば、その雑誌の専属モデルを使う、使わない、、、という話になるわけだが、この週刊現代のようなケースでは、まずどのタレントを使うか?というところから話をしているだろう。
ちなみに、私の感覚では「浅草キッド」というのは尖ったところのある芸人だけに、通常の広告に起用する場合はリスクが大きい部類のタレントに入ると思う。
ただ、このケースではテーマが原発であるので、逆に「こういうタレントでも原発推進派なのか」と読者にアピールすることができ、「浅草キッド」が持つ広告面でのネガティブなイメージを逆手に取ることに成功している。
実際、タイアップの誌面ではスーツを着込んでかしこまった二人が、柏崎原発の所長を相手にヨイショをしまくっており、また水道橋博士は「ボクは原発については危険だと思っていたけど、今日見て安心しました、、、」というようなことも言っていて、クライアント的には満足できる内容だろう。

一方、週刊現代(講談社)の側も東京電力という広告業界では最優良クライアントからの出稿なのだから、金銭的にも満足できる額であることは間違いなく、苦しい広告予算の中、まさに干天の慈雨、東京電力様々だろう。
週刊現代は出版不況のなかで、ここ数年、非常に部数を伸ばしたのだが、その一つの大きな要因は激しい小沢バッシング、あるいは鳩山政権バッシングだった。もちろん他誌も同様だったが、なかでも週刊現代の叩き方には迫力があった。私はその内容には同意しかねるが、しかしとにもかくにもそれで部数を上げたこと自体は大したものだと思う。
しかし、そのように激しく政権を叩く週刊現代も、こと原子力発電についてはもはや何も書けない。電力会社がどんなにデタラメをやろうとも、ひたすらスルーするか、あるいは電力会社の言い分をそのまま載せるかのどちらかしかできないだろう。

ここ最近、雑誌を立ち読みしてみると、電力会社、あるいは電事連の出稿が非常に目につく。ま、単純に他の広告が減っているから目立っているのであって、雑誌に対する出稿金額が増えているのかどうかはわからないが、しかし少なくとも電力会社が雑誌にまだまだお金を投下していることは間違いない(しばらく前には週刊朝日にも出稿していたと思う)。
そしてこれは値崩れが激しい雑誌広告業界にとっては悪くない、、、どころか非常にいい話で、電力会社の出稿がない媒体社は当然、「ウチもあのタイアップを取れないのか? どうやったら取れるんだ?」となるだろう。
こうなってくると、原発を取り巻くさまざまな問題、これこそ本来、ジャーナリズムが取材して掘り起こしていかなければならない問題を広告出稿がない会社までが書けなくなる。

電力会社にしてみれば、雑誌(テレビ、新聞、ラジオも同様だが)に定価で広告を出しても(そのようなクライアントは、もはやあまりいない)、その見返りとして自分たちを批判する勢力を押さえ込むことができ、事故や不祥事が起きた時にも報道を都合のいいようにコントロールできるのならば、これはお安い投資といえるだろう。しかも、浅草キッドのような、ちょっと危ない芸人も、こういう形でお金を渡せば、原発をネガティブなネタに使うことは絶対にないし、他の芸人も「ああいう仕事もあるのか、、、」と意識するかもしれない。
一石二鳥とはこのことだ。

そして残念ながら、、、
この電力会社の意図をメディアの側から断ち切ることは不可能である。

2011/03/02


引用ここまで

原文は、ブログ『誰も通らない裏道』の
「原発広告とメディアの関係]」
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2011/03/post-7d2b.html
です。
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巨大原子力産業がマスコミをコントロールしている

引用ここから


樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(1)巨大原子力産業がマスコミをコントロールしている

2009年7月 2日 10:06

皆さん、こんばんは。紹介を頂きました樋口です。よろしくお願いします。

私は三十数年間、被曝労働だけを追ってきました。原発の問題というのは様々ありますね。「もんじゅ」をはじめ、JCOの臨界事故や、核廃棄物問題とか、地震まで含めると様々ありますけれども、私にとって労働者の被曝問題はどうにも避けて通れませんでした。

それというのも、僕の被曝問題の原点は、この大阪なんですよ、皆さん。

講演画像

皆さんももう、ご存知かと思いますが、2001年10月10日に亡くなられた岩佐嘉寿幸さんという方が、わが国初の原発被曝裁判を起こした方です。裁判は1974年4月15日から始まりました。

岩佐さんが実際に被曝したのは、1971年5月27日、敦賀原発でした。わずか2時間半で、右側のひざに腫瘍ができる放射線被曝を受けました。この岩佐さんの訴えに対して、国も原発関係者も、さらに東大の教授まで出てきて、被曝が原因ではないという政治判断を下していったすごい時代がありました。

時代を振り返ると、70年代というのは高度経済成長に向けて日本がまっしぐらな時です。この時は、やっぱり原発というのは説得力があったんですよね。エネルギーはいくらあっても必要な時だったんです。

でも今は、どこも工場をぶっ壊してるのに、どうして原発が必要なんですか? 日本に原発なんかひとつもなくていいんです。

今物を作っているのは中国や東南アジアですよ。あるいは、トヨタなんかみんなアメリカで作ってますよ。日本では物は作れません。何故作れないかというと、労働力が高いからですよね。人件費が安いところにみんな工場をもっていってるから電力なんて要らないんですよ。

しかもこの国は地震大国なのにビルをバカバカ建ててるでしょう。ここ大阪もそうだけど、東京なんかひどいもんじゃないですか。ニューヨークのマンハッタン以上ですよ。これを建てたのにはね、理由があるんですよ。それは電気を使うためですよ。日本人は僕も含めてみんなバカなことやってますよね。

だから、本当はもう電気は要らないんですよ。それよりも、労働者を殺すことをやめましょうと、今日は訴えに来ました。

大阪でもたくさんの労働者が原発を渡り歩いています。本当にすさまじいもんです。僕の集めた資料だってすごいもんですよ。今日はちょっとしか持ってこなかったんですが、資料を見るとすさまじいことが分かりますよ。

原発は全国の労働者を必要としていますから。何百万という人間が原発には必要なんですから。この話をしないから、みんな原発はコンピュータで動いているという認識を持ってしまったんですよ。それはマスコミがそのように報じたから。

僕に言わせると、いちばん悪かったのはジャーナリズムです。今日はジャーナリストの方はいらっしゃいませんか? なぜ、こんなことをしたんでしょう? 真実を伝えるのがジャーナリズムですよ。僕はその真実を伝えるために三十数年かかっています。

日本のマスコミが伝えない理由は簡単なんですよ。日本のジャーナリズムは、NHKも含め全部、国や企業から金をもらっているんですよね。だから本当のことを報道できないんですよ。皆さんの視聴率の影響なんてわずかなもんですよ。みんな原発から金をもらってるんですよね。巨大原子力産業です。

ところで、皆さん、原発をどのように思っておられましたか? 原発というのは電力会社がやっていると思っていたでしょう? 電力会社が電気をつくるのは当たり前だと思っていらっしゃるでしょう。

ところが現実はそうじゃないんですよね。三井グループ、三菱グループ、住友グループ、この三大財閥が、原子力を根底から支えているんです。

これじゃあ、かないませんよね。ジャーナリズムなんか簡単に抑えてこれたわけですよね。その上に東京原子力グループなど、日本には原子力グループが5つあって、日本の政治を根底から支えているんですからちょっとやそっとじゃかないませんよ。だから、30年経とうが、40年経とうが原子力が止まらなかったのはそういうことなんですよ。

(2005年7月2日 大阪市立生涯学習センターにて)


引用ここまで

原文は、ブログ『Liberal Utopia 持続可能な世界へ』の中の
【樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(1)巨大原子力産業がマスコミをコントロールしている】
http://www.ihope.jp/2009/07/02100614.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
孫さんに期待
そうだトイレで発電しよう
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変わりつつあるメディアの原発報道 2
原発マネーの幻想
などの参考記事にさせていただきました。

『原発労働者40万人が被ばくの実態』ジャーナリスト樋口健二氏の2005年講演、文字おこし記事まとめ

引用ここから


『原発労働者40万人が被ばくの実態』ジャーナリスト樋口健二氏の2005年講演、文字おこし記事まとめ



左の写真は原発の内部で働いている労働者。何もこぼれていない床を雑巾がけしています。なぜか……それは、床に付着した放射性物質を拭う必要があるからです。



撮影した写真家の樋口健二氏は、以下のように語っています。

『僕のこの写真がスクープになったんですよね。撮っちゃいけないところで撮ったんですよ。誓約書を破って撮った写真です。そうしなきゃね、マスコミなんてみんな記者クラブで、「はい、ここ撮ってください」って言われたところを一人が行って代表撮影するだけ。これじゃあね、何も写せるわけないじゃないですか。』

樋口氏の講演は、今回の原発事故よりから、原発内で作業する多くの労働者が被ばくしていることを伝えている。その人数はなんと……40万人……。樋口氏の講演から、鋭い言葉を紹介いたします。


樋口氏は、30数年、原発のみを取材してきたジャーナリスト・写真家だ。(参考:wikipedia「樋口健二」)今はもうずいぶんお年をめしているようだ。福島原発事故が関心を集める今、表に出てこないのは、体調がわるいからか。はたまた他の理由があるのか。

以下、2005年7月2日 大阪市立生涯学習センターにて樋口氏が行った講演の文字おこししたブログのリンクと、印象的なフレーズを引用します。

【1】みんな原発はコンピューターで動いていると思ってしまった
『原発は全国の労働者を必要としていますから。何百万という人間が原発には必要なんですから。この話をしないから、みんな原発はコンピュータで動いているという認識を持ってしまったんですよ。』
『僕に言わせると、いちばん悪かったのはジャーナリズムです。』
■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(1)巨大原子力産業がマスコミをコントロールしている - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


【2】マスコミは、40年以上前、原発が安全クリーンだと大合唱
『1966年7月25日のことです、東海原発第一号炉に火が入ったのが。』
『このときのマスコミは恥ずかしいよね、私もマスコミの一員として。新聞はどんなことを書いてると思います? 次代を担うとかね、安全でクリーンだとか、みんな書きまくってたんだよね。その裏で被曝はすぐに始まってるんですよね。』
『今、40万人の人が、被曝してるんですよ。これをほったらかしにしている国民も含めて、この国は何だろう? これで文明国家と言えるのかと、』
■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(2)40万人もの労働者が被曝した - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


【3】原発の数は25基? いえ53基。ドイツはあっさり全部やめた
『今、原発は53基あります。1995年時点で53基です。…(略)…学生に原発はいくつあるかときくと、大概は15基か、多くて25基くらいかなと返事が返ってくる』
『ドイツなんかすごいですよ、あっさり原発をやめたんですから。そのドイツの人たちが私に賞をくれた』
『電力会社が原発を動かしてるわけじゃない。どこの国でも財閥がやってるんですよ。』
『そのいちばんの問題が第5福竜丸ですよ。報道されたのはあの一隻だけだったでしょ。ところが、実際は1000隻近くの被曝船があった』
『被曝マグロは日本に持ってきて全部埋めたんですよ。知らなかったでしょう。みんなアメリカの力で抑えた』
『僕なんかなんと言われてたか。「異端なカメラマン」なんて言われてたんですよ。異端だって。真実を追究してたのに。』
■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(3)第5福竜丸以外にも1000隻近く被曝 - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


【4】原発は、財閥と大企業と暴力団が支えている

『原発というのは電力会社、その下に元請けがあって、これが日本の経済を根底から支えている東芝であり、日立であり、三菱重工、住友です。』
『 原発労働者の日当も言っておきますね。約7万円です。今でも。7万円というのは原発が労働者一人当たりに払う額です。それをピンはねしてみんなで食い物にしてるんです。』
『 下請けがあり、孫請けがあり、ひ孫請けがあり、人出し業がある。この大阪にも人出し業の親方がたくさんいます。親方が原発に労働者を送れば、労働者一人につき3万円が下りてきます。これを親方が2万円ピンはねするんです。労働者には1万円しか渡してないんです。』
『この親方連中の中に、暴力団がだいぶ入り込んでますね。』
『かつて、京都府の綾部市で暴力団が高校生のアルバイトを原発労働に使ってたってたんです。』
『一人は16歳、あとの二人は17歳。なんで入れたと思いますか?』
■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(4)16歳の少年も原発で働いていた - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


【5】ボロ雑巾で床を乾拭きする、それが放射能の除洗作業
『下請け労働者の作業内容も言って、本題に入っておしまいとします。それは、放射能の除洗作業です。ボロ雑巾で何もない床を拭くだけなんですよ。』
『放射能の除洗、パイプの補修、パイプの掃除をやるとき、この作業服を毎日捨てたら何万円もするから、毎日、大型洗濯機で洗うんですって。』
『この原発のヘドロは放射能ヘドロですよ。これをかい出しては核廃棄物処理運搬です。』
『2003年までの資料しか国は出してきませんが、総労働者数が156万人を突破しました。原発に関わった労働者が四分の一、五分の一と見積もっても、40万人からの被曝者がいるんだって、この国には。』
■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(5)労働者が手作業で放射能を拭き取る - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


【6】

この章は、心がえぐられる。引用するところがない。引用しようとすると、全文引用しなくてはいけない。だからリンク先をじっくり読むことをおすすめします。

■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(6)隠された被曝労働 - Liberal Utopia 持続可能な世界


【7】皆頭がパー。労働者を殺して平和を買い、何も考えず生きている。
『被曝の暗黒部分ってのは皆さんの想像以上。何も考えなかったら、この国は良い国だね。社会問題考えなかったら、僕は良い国だと思うよ。頭パーで生きてたら。だってニートとかいって、働かないで85万人生きてるんだよ。』
『被曝を本当に問題にしたら青くなるよ。「人を殺すのだけは止めましょう」って。それでもエネルギーが欲しいんですかって。自分達だけ平和を買って、労働者を潰して、殺して、今だってそうして動いてるんですよ、実際は。』
■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(7)田中角栄と柏崎刈羽原発 - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


【8】オレが死んでも、写真と文章が残る。これからも貫いていきたい。
『今、どこも閉塞してるでしょう。これを打開するにはどうしたらいいですか? 今の価値観全部捨てましょうよ。そこから立ち直ってくるんだよ。』
『俺は死んだって何も残らないけど、写真と文章は残るから。それしかないんだよね、後は何もないよ。死ぬまでのたうち回っていこう。そういう生き方を、これからも貫いていきたいとつくづく思っています。』

■樋口健二氏講演「ヒバク~放射能の恐怖」(8)質疑応答よりとっておきの裏話を - Liberal Utopia 持続可能な世界へ


※この事実を多くの人に伝えたいと願う。この記事をあなたのブログやTwitterで紹介していただければ幸いです。


引用ここまで

原文は、zamamiyagareiさんのブログ『ざまあみやがれい!』の中の
『原発労働者40万人が被ばくの実態』ジャーナリスト樋口健二氏の2005年講演、文字おこし記事まとめ です。
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常に生まれている被曝者
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