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2011年10月5日水曜日

脱原発裁判&脱原発株主総会

引用ここから


おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」

第9回
「脱原発裁判&脱原発株主総会」


 い~ち、に~い、さ~ん、ダーっツ原発!! というようなおじいさまにお会いしましたよ☆

 北海道からいらしてお一人で福島原発差し止め訴訟を起こした方、前川宗廣さん。6月27日に、東京地裁で第一回公判がありましたので、走って行ってきました。このことをいっぱい広めてね、ということで訴状や答弁書も頂きましたよ☆
 訴状の被告は、東京電力、清水正孝社長。そして、もう1つの被告は国! 国って書いてあるのよ~斬新。代表者として江田五月法務大臣。
 請求の趣旨は、東電にも国にも、福島第一原発の1号機~6号機、福島第二原発の1号機~4号機の運転差し止め。
 請求の理由は、国も東電も原発事故を想定外としたのは、危機管理能力の低さのあらわれなので、原発は止めるべし。そして福島県民の基本的人権が守られてない、情報の隠蔽が多々見られるなども請求の理由でした。

 公判自体は10分弱で終わりました。あっさり。ま、第一回だし。けど610号法廷は傍聴人でいっぱい、といっても42人しか入らないのですが。
 前川さんが答弁を読み上げられて、東電も前川さんも弁論を続行、ということで次回は8月25日(木)13時半~@530号法廷ですよ、という内容でした。

 終わって、前川さんにお話を伺いに! 北海道の北広島市の方。神棚やお仏壇を扱ってらっしゃる自営業の方ですって。お子さんはいらっしゃらないんだけど、仲良しの奥様がいらして、奥様が素敵な答弁書を考えてくださったんですって。訴訟を起こした理由は、
 「福島に行ってビックリしたから。もともと僕は原子力は容認してたんだけど、あんなに人も土地も痛めつける電力はいらないねぇ。日本中の原発が無くなればいいな、と思って、訴訟を起こせねえかな、と考えて。あのね、みんな僕に続いてくれたらいいんだ。原発を止める訴訟の起こし方と道筋を作るからさ、そしてネットとかいうのにも載せて、マニ、マニ、(マニュアルですか?)そうそれ! マニアル作るから、みんなたくさん訴訟を起こしたらいいんじゃないか?」

写真
北海道の「巨人」! 前川さん


 なんとも軽やかで素敵なおじいさまでしたよ☆ なんにもバックも支援者の方もついてらっしゃらなくって!
 けどアドバイザーはいらっしゃいました。アドバイザー「藤田先生になんでも聞いてるんだぁ」。アドバイザーをされた藤田正人弁護士にもお伺いしました。

藤田先生:「僕はなんにもしてませんよ、ほんと」

えー? では前川さんとの出会いは?

藤田先生:「あのね、東京地裁の前で裁判員制度についてのビラを配っていたら、前川さんがウロウロしてたの。どうしたんですか? って聞いたら、裁判を起こしにきたんだけども、どうやったらいいかわかんないんだ、どこに申し込んだらいいの? って聞かれて。どなたか弁護士さんにご相談なさったら、と言ったら、じゃ誰か紹介してください、と言われて。誰に紹介しようかと考えてたら、ビラを配っていた仲間の一人が、この人弁護士ですよ、とバラすからさ、そのまま相談のっちゃった」

 …な、な、なんか素敵な出会いね☆ いいわこの軽やかさ!
 でも先生、みんなが裁判起こしたらいいのに、っていっても、肝心の裁判費用のほうはおいくら?

 「原発1機につき(1機ごとなんですって!)1万4千円、そして郵便切手代が6400円で、それ掛ける10機だから…」

 そっか、弁護士費用が入ってないので案外お安いのね? でも1機ごとっていうことは、1機だけの訴訟も可能?

 「もちろん!」

 ということは、何人かで、1機ずつ請け負っての裁判もあり?

 「それももちろんできます」

 なるほど、では2万ちょっとで原発差し止め訴訟が起こせるということが分かりましたよー☆ ビックリするくらい、訴訟がたくさん起こっても面白いわね?

 そして! 同じように今、低額でできる脱原発アクションの1つに、東京電力の株主になるというやり方もあります。3万円ちょっとで100株買えちゃうからね! 株主になって総会に出て、脱原発を訴えるというアクション。
 そんな方々がいらっしゃるかも? と思い、6月28日は東京電力株主総会に走ってきましたよ☆
 総会前と総会後の株主の方々にたっくさんお話を伺いました。

 総会前は「原発推進か反対かは、東電の弁明を聞いてから判断する、そのために今日は来た!」という方々が多くって。以前からの株主だけれども、今回初めて総会に来た、という方も多数いらっしゃいました。 
 でも総会後は! 「原発が是か非か、というより、東京電力は原発を扱う器じゃあない!」という声ばっかり。「僕は原子力はいいと思うけど、今の東電にはまかせられないね、原発は怖いよ! 東電が扱うのは怖いよ!」とかね。

 総会前は、本当に、今日はしっかりと話を聞かねば! という方々ばっかりだったの。全く脱原発の方には当たらなかったのよ? 
 「収束するための工程表の道筋を知りたい」(70代男性)
 「詳しい実態を直接聞いて考えたい」(60代男性)
 「原発対策を聞きたい」(30代男性)

 本当にそんな方々ばっかり。

写真
株主のみなさんにインタビュー。「マコちゃんはお一人お一人に本当に丁寧にお話しを伺ってましたよ」(ケン)


 その中でお一人、興味深い方がおられました。お話ししていて、あら、東電のOBの方? と思い、お聞きしたら、
 「言いたくない」。
 でも、
 「東電の株は全く売らなかったから、今の重役くらいの株は持っている」
 「事故後に幹部が家に謝りにきたけど、怒鳴りつけてやった」
 「俺が働いていた時分はこんな馬鹿げたことになるはずなかった!」
 「電気屋が電気が無いなんて、こんな情け無いことはない!」
 などなど、限りなくOBの方っぽかったです。
 そして、原発プラントにお詳しい! 絶対温度、マイナス270度の概念とか、あんまり理解できませんでした、ごめんなさい。けど、名言多かったのよ!

 「あのな、人が歩いてたって、人にぶつかることがあるんだよ、どんなに気をつけててもな! 絶対安全なんてないんだ! 外にはそう言っててもな、技術屋はそんなこと考えちゃいけねんだ!
 なんで東電はどんどん安全装置を外したんだ? なんで保険も掛けてなかったんだ? 俺んときはちゃんと掛けてたよ! 昔はな、車でも保険に入らなくても運転できたさ、でも、今は強制的に保険に入らないと車も運転できないだろうが。なんで保険をわざわざやめるんだ?
 ディーゼルでも何もかもな、10年たったら新しく作らなきゃダメだ、と俺ずっと言ってきたんだよ。言ったってな、上が聞いてくんないんだよ! 全部全部、金がかかるから、でダメなんだよ! 東電はな、みな優秀で一番いい会社だったよ、でも、もともとがダメだ。津波が来る前にダメだよ。想定外とか、1000年に一度とかいろいろ嘘言ってほんとに申し訳ないよ! 当たり前のことをやってダメだった、というのは明らかに失敗なんだよ」

 メモった範囲でこれだけのことはおっしゃってました。もう腰はとても曲がってすごく小さくなってらしたおじいさま(80代)で、歩きながらずうっとお話ししてくださいました。

 それで、総会が終わる前にパラパラと帰られる方々にもお聞きしました。めちゃくちゃ長かったからね! 6時間超えだよ、そりゃお腹も減るってー。
 「くだらない! 時間のムダだから帰る!」そういう方々がほとんど。でもお一人、私がお話を伺いながら泣いてしまった方がいらして。年配の女性で、途中で出られてトボトボ歩いておられたんです。

 「ダメですわ…もう全然あきません…。私はね…原子力で子供たちが働いていてね…だから株を買っただけなんです…。ずうっとずうっとね、一生懸命、本当に一生懸命働いていたんです…。…それだけなんです…。
 でもね…私…(震災後に)やめるように言いました…。子供たちにね…退職願いを書くように言ったんです…。本当に一生懸命ね…やってきただけなんですけどね…。どんないい案を出しても、上の人がとってくれなかった、と何度も聞きました…。もっといいやめ方をさせてやりたかったんですけどね…あきません…。
 もう、本当にあきません…。悔しいです…本当に…。(総会に)最後までいててもね…もう、悲しくなるだけだから…」

 お話ししながら、その方も涙を流しておられました。私と2人で泣きながら歩いていまして、ケンパルはどこ? 今、撮ってる? と思ったら、彼は一歩後ろで号泣してしゃくりあげてましたよ! 役立たずぅ!

 その他、
 「5000万損した! 2万1千500株持ってるよ! でも原発はこわいね、いらないよ。だって扱ってる人間がバカだから…」(70代男性)

 「経営陣の発言を聞きにきたんだけど、責任ある言葉は一切無かったわね~。もう原発はいらないわ、危ないわよ、キラキラした電気ばかりの世の中が異常だったのよね」(60代女性)

 「俺はね、事故の賠償が免責かどうかを聞きたかったんだ。天災だから原発事故は免責とかおかしくないか? 何兆円かゼロかなんてそんな話あるか? 国と一体になって負担すべきだよ。ま、俺は損するだろうけど、ここまで損したからもう一緒だ。損したうえに、卑怯な会社の片棒担ぎたくないよな」(60代男性)

 「今年の総会はお互いバカだったね。株主も役員もバカだ。茶番だったよ。今まではお互いもっときちんとしていたよ。反論も説明もきちんとあったよ」(70代男性)

 「もうね、大株主の委任状を取ってるとかで、なんの採決もないよ、やりたい放題だよ。前のほうの席には総会屋がいっぱい座っていてね、僕は始まる45分前に入ったけど、前のほうの席には全部荷物が置いてあったよ。そして、そいつらが東電側の意見を全部凄い拍手で大賛成さ。第3号議案の採決も、明らかに賛成票が多くても、やり直して賛成票が多くても、大株主の票とかで、否決されたよ」(60代男性)

 その問題の第3号議案! ビリリと破って「もうあなたにあげる」と言われたんで頂きましたよ、これ!

「古い原子力発電所から順に停止・廃炉とする」 
「原子力の新設・増設は行わない」

 というのを定款につけくわえるというもの。

画像
株主の1人がビリっと破いて下さった第3議案のページ。(クリックすると拡大します)

 採決したら、賛成派が多数で、慌てた勝俣会長がもう一度採決を! と怒鳴ったんだけれど、そうしたらもっと賛成派が増えたんだってさ。
 でも、大株主の委任状があるとかで、そのぶんを入れたら、この議案は否決なんだって。いやーもう、株主さんがたカンカンだったよ!

「確かに私は零細株主だし、でも原発賛成派だったが、今日の総会はバカにしている!」(50代男性)

 TVニュースではどんなふうに放映されるのかしら? と思ってましたが、原発推進、反対、半分半分のような感じで、そして「脱原発の議案は採決により否決されました」というあっさりムードでしたね。新聞はどういう報道かしらね?

 今回は自分で実際、時間かけてお一人お一人たくさんのお話を伺ったので、かなーり正確に株主総会の雰囲気がつかめたもの。
 正直言うと、大手の方々が休んでいたときも、ずっと、インタビューしてたの。なんでかさ、私と話す方はとっても長話になって、そうしないとたくさんの方のお話を伺えなかったから。だから、ここに書けなかったお話もたくさんあります。ごめんなさい。
 IWJ(岩上安身さんところのウェブメディア)の若い衆もいらしてて、そちらもずっとインタビューを撮り続けていました。でさーほんっと暑くてさー、脱水症状気をつけなきゃね、とか言いながらせっせと動いていたの。
 そうしてたら日陰で休んでいた大手の方々が私たちを見て笑ってらしたので、そのとき遠くにいたケンパルにこっそり目で指示を出して、通りすがりに盗み聞きさせました。
 すると、大手の方々は私たちを
 「レポートしてるつもりになってる、何もわからないくせにねー」
 「ご苦労なことだねー」
 と、笑ってらっしゃいましたとさ。

 もちろん、後ほどどちらの方々かチェックさせて頂きましたよ! ウフ。素晴らしいお手本となるニュースを放映してくださいませね☆

***

追伸:

 株主総会の第三号議案議決について、のちほど正確な数字がわかりました!

 今日、来場した株主は9282名(13時半時点)、で、そのうち2名が、大株主の委任状を持った代理人だったのです。
 来場した株主の議決権は130万6633票、そのうち2名の代理人は107万8000票。つまり、2名の代理人の挙手によってのみ、議決が行われたわけです! 最後の脱原発の3号議案なんて会場の9割が賛成したのに否決。
 そしてそういった経緯を説明せず「否決」のみ報道するメディア…。今日の株主総会は確実に脱原発だったのに、ニュースを見た方々は、あらあらまだ原子力オッケーね? と思っちゃいますよ! 
  おっそろしいなぁ、もう!

***

追伸(その2):

 株主総会当日の夜のテレビニュースでは、原発議案は「圧倒的に(!)否決」とだけしか報道されなかったけど、翌朝のニュースでは、きちんと不公平な採決だった、と報じている局もいくつかありました。

 そりゃそうだよー。当日、実際総会に出た株主さんたちがツイッターやネットで、不公平な採決だったことを書きまくっていて、とても話題になってたもの! 何人かの株主さんは総会の動画や音声を取っていたから、テレビが報じなくてもバレバレだったんだよね!

 というわけで、これからもっと、みんなで目を光らせていかなくっちゃね!


画像
針金 似顔絵


【今週の針金】
勝俣恒久代表取締役会長
株主総会の議長、株主の方々に何にも耳を貸さないワンマンショーだったんですって!



引用ここまで

原文は、『おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」』の中の
【第9回 脱原発裁判&脱原発株主総会】
http://www.magazine9.jp/oshidori/110629/
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
大阪府知事と関西電力
政治家は本当にへたれか
「壮大な実験が始まろうとしています」大阪都構想
などの参考記事にさせていただきました。

2011年6月30日木曜日

平松市長の関電総会出席に橋下知事がツイート

引用ここから


平松市長の関電総会出席に橋下知事がツイート

 関電の株主総会に平松邦夫・大阪市長が出席したことについて、橋下徹・大阪府知事は29日朝、簡易投稿サイト「ツイッター」に、「株主提案もせずに総会で意見を述べるだけって……そんなの何の意味もありませんが。平松市長は脱原発を宣言された。反原発の株主提案に反対するにしても、自らの脱原発の提案は株主提案すべき」と書き込み、対応に異論を唱えた。

 また、自治体主導による原発統制のあり方については「行政は民間企業に介入するのはご法度。しかし、住民の安心・安全に関わる場合には当然介入する」との考え方を示した。

(2011年6月29日12時23分 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売新聞 ニュースサイトの中の
【平松市長の関電総会出席に橋下知事がツイート】
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110629-OYT1T00495.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
大阪府知事と関西電力
「壮大な実験が始まろうとしています」大阪都構想
などの参考記事にさせていただきました。

2011年6月29日水曜日

電力5社の「脱原発」提案は否決 株主総会、議論紛糾

引用ここから


電力5社の「脱原発」提案は否決 株主総会、議論紛糾

写真
株主総会を終え一礼する関西電力の役員ら(上)=29日午後、大阪市福島区


 関西電力や東北電力など電力5社が29日に開いた株主総会では、原発事業からの撤退など「脱原発」関連の株主提案が、いずれも反対多数で否決された。

 東京電力福島第1原発事故を受けた関心の高まりで、出席者は例年より大幅に増加。原発の安全性に疑問を示す株主に対し、会社側は必要性を訴えて議論は紛糾。関電、東北電、中国電力で過去最長となった。

 関電の総会は4時間51分に達し、出席株主数も2244人と過去最多。自然エネルギーへの転換などを求める株主提案はいずれも否決された一方、役員選任などの会社側提案は可決された。東北電の総会も4時間7分と最長。
2011/06/29 17:39 【共同通信】


引用ここまで

原文は、47NEWSサイトの中の
【電力5社の「脱原発」提案は否決 株主総会、議論紛糾】
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062901000798.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

「原発廃止」など株主提案はすべて否決 関電株主総会

引用ここから


「原発廃止」など株主提案はすべて否決 関電株主総会
2011年6月29日16時6分

 関西電力の株主総会は29日午後に終わり、「原発廃止」や「自然エネルギーへの転換宣言」を定款に盛り込む要求を含めた株主からの提案17件は、いずれも賛成少数で否決された。終わったのは午後2時51分で、開催時間は過去最長の4時間51分。参加人数は2244人とこれまでで最多だった。

 関電側は「原発は今後も大切な電源」という従来の見解を繰り返し強調。原発に反対する株主からは、「もっと株主の意見を真摯(しんし)に聞くべきだ」といった不満の声が相次いだ。関電が7月から企業や家庭に昨夏比で15%の節電を要請したことに関連して、「役員賞与も15%以上カットするべきだ」との意見も出た。


引用ここまで

原文は、朝日新聞サイトの中の
【「原発廃止」など株主提案はすべて否決 関電株主総会】
http://www.asahi.com/business/update/0629/OSK201106290084.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

2011年6月19日日曜日

発電と送電の分離は、再生可能エネルギーの導入に不可欠

引用ここから


発電と送電の分離は、再生可能エネルギーの導入に不可欠

福島第一原子力発電所の事故を起こした東京電力について、その発電と送電部門を分離する議論が出始めています。2011年5月には政府閣僚による発言が相次ぎ、政府と与党内で電力会社の地域独占体制を見直す動きも出始めました。これまで大手の電力会社が独占してきた発電と送電の分離。この実現は、日本国内で再生可能な自然エネルギーの大幅普及実現につながる、大きな可能性を秘めています。


電力業界の独占体制にメスが

枝野幸男官房長官は、2011年5月16日の記者会見で、東京電力の送電部門分離について「選択肢として十分ありうる」と発言しました。またその前の週末には、玄葉光一郎国家戦略相も「発電と送電の分離など、電力事業の形態の議論を(国が)妨げることはない」と述べるなど、政府と与党内で電力会社の地域独占体制を見直す動きが出始めています。

この発電と送電の部門を別にする(分離する)、という体制の移行には、非常に大きな意味があります。

日本では基本的に、国内を10の地域に分け、それぞれ一社の巨大な電力会社(北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、関西電力、中部電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力)が電力供給を独占する体制が守られてきました。

これはもともと、日本政府が電力を国家の管理下に置き、半官半民で運営してきた歴史的な経緯により生まれた運営方法で、東京電力などが一般の民間企業と異なった点を多く持っている理由も、そこにあります。

しかし、この方法は、高い独占性の保持につながることから、さまざまな問題を引き起こしてきました。
発電と送電の両方を、一社が独占・管理するという点も、その問題点の一つです。
実は、このことが、日本において、太陽光や風力などの再生可能な自然エネルギーの大幅な導入を妨げる要因になってきました。

日本の自然エネルギーは伸びない?そのワケ

日本では、1990年代に電力の自由化が始まったことで、新規の事業者が発電事業に参画できるようになりました。しかし、実際には大手の電力会社の支配力が強すぎ、伸びていないのが現状です。

この背景には、新規で「発電」を行なう会社がいくら立ち上がっても、結局は「送電」を全て大手電力会社が握っているため、思うような事業展開が出来ないためです。

新規の電力会社がどれほど風力や太陽光で発電した電力を、消費者に届けようと思っても、その地域の大手電力会社に代金を支払って送電網を使うほか、手段がありません。

この送配電網の利用料が高い上に、求められる品質の電力を供給できなかった場合にはペナルティ料金が課されるなど、新規の電力会社には費用負担が重くのしかかります。

このため、日本の電力という市場では、自然エネルギーに関する新規事業者がアイデアや力を発揮できない、硬直化した事態が当たり前になっています。

送電と発電を分離し、電力市場の自由化を

現在、議論の対象になり始めている、東京電力の発電部門と送電部門の分離は、こうした古い電力市場のあり方を、大きく見直す可能性を秘めています。

一つの電力会社ではなく、別の組織が送電網を管理するようになれば、送電網は利用しやすくなり、新規発電事業者の参入も容易になるでしょう。

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ただし、自然エネルギーは、今の段階では、固定価格買取制度などで計画的に補助を行なって、コストが下がるように仕向けていく政策も大切です。

自由化されただけの電力市場では、石油・石炭・ガスなどの化石燃料を行う事業者の方が、コスト面ではまだまだ有利だからです。

しかし、それでも「自由化」が重要なのは、自然エネルギー事業者が算入すること自体のハードルを下げ、なおかつ電力消費者(家庭も工場も両方含む)が、自然エネルギーを「選ぶ」ことを可能にするためです。

いずれにしても、将来的に、日本で再生可能な自然エネルギーを飛躍的に拡大するためにも、この発電と送電の分離は欠かせない大切なステップといえるでしょう。

従来の10の大手電力会社による地域独占で安定した電力を供給する体制は、戦後の日本の高度成長を支えてきました。
しかし今は、今後の日本のエネルギーのあり方を考え、原発に頼らずにすむように、自然エネルギーを飛躍的に成長させるために、新たな段階を目指すべき時です。
発送電の分離は、その最初の一歩です。

まずは東京電力の発送電分離を実施して、いずれ他地域に広げ、さらに地域間での電気の融通が容易になるよう、基幹送電網の増強をしていくことが急務です。
2011/5/18


引用ここまで

原文は、『WWF for a living planet』サイトの中の
「発電と送電の分離は、再生可能エネルギーの導入に不可欠」
http://www.wwf.or.jp/activities/2011/05/985318.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
停止原発の再稼働
大阪府知事と関西電力
変わりつつあるメディアの原発報道 2
などの参考記事にさせていただきました。

2011年6月18日土曜日

橋下知事「福井への原発再開働きかけ、関電に頼まれた」

引用ここから


橋下知事「福井への原発再開働きかけ、関電に頼まれた」
2011年6月18日13時24分

 大阪府の橋下徹知事は18日午前、関西電力から15%節電への協力を求められた際に「(電力消費地の大阪が)福井県に原発の再開をお願いしてほしいとの要請を受けていた」と明かした。府の担当部局を通じて打診があったが、橋下知事が「原発必要論に持っていくための脅しだ」などと反発。関電側は要請を取り下げたという。関西空港で報道陣に語った。

 橋下知事によると、関電に対し原発依存度を下げることや自然エネルギーへの転換を進める姿勢を示すよう求めたが、関電側は応じなかったという。知事は21日に関電の八木誠社長と会談する予定で、「府民を代表して関電の姿勢を厳しく追及していく」と述べた。

 また、海江田万里経済産業相が18日、運転停止中の原発について安全性を地元自治体に説明し、再開への協力を依頼する考えを示したことに「時期尚早だ。たぶんどの自治体もついていかない。海江田大臣、経産省のみなさん、原発の周辺に住めばいいじゃないですか」などと批判した。


引用ここまで

原文は、朝日新聞ニュースサイトの中の
【橋下知事「福井への原発再開働きかけ、関電に頼まれた」】
http://www.asahi.com/special/10005/OSK201106180033.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

2011年6月12日日曜日

日本における過剰な発電設備

引用ここから


原子力を進めてきた人たちは、電気は貯めておけないので、一番たくさん使う時にあわせて発電所を準備しておく必要があると言います。しかし実際には、右の図に示すように、ごく少数の例外的な年を除けば、最大電力需要量が火力・水力発電所の合計でまかなえなかったことはありません。そうすると今度は、水力は渇水の場合には使えないとか、定期検査で使えない発電所があるなどと言って、原発を廃止すれば電気の供給が足りなくなると国や電力会社は主張します。しかし、極端な電力使用のピークが生じるのは一年のうち真夏の数日、そのまた数時間でしかありません。かりにその時にわずかの不足が生じるというのであれば、そのようなことはささいな問題です。工場の操業時間の調整、エアコンの温度設定の調整で充分に乗りきれます。今であれば、原子力を即刻廃絶しても、困ることは何もありません。ただし、今後も電力使用を拡大しようとするならば、現在の発電所で足りなくなるのは当然です。原子力発電が最悪の選択肢だとしても、火力、水力にしても環境に多様な悪影響を与えます。


引用ここまで

原文は、「Date Box 原子力発電の基礎」サイトの中の
「日本における過剰な発電設備」
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kid/npower/maxdmnd.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の
「電力不足」は誇大広告?
大阪府知事と関西電力
などの参考記事にさせていただきました。

2011年6月10日金曜日

大阪府知事 関電は根拠を示せ

引用ここから


大阪府知事 関電は根拠を示せ

6月10日 19時44分

関西電力の節電要請について、大阪府の橋下知事は記者団に対し「こういうことにならないように、どれくらいまで節電しないといけないのか、早め早めに手を打って節電対策をしようと思ったが、結局関西電力から一切協力がなく、データがないなかで、5%、10%の節電目標を関西広域連合で決めた」と述べました。そのうえで、橋下知事は「これまで一切協力もせずに、根拠もはっきりしないまま示した15%という数字に関して、府県民が従う必要があるかというと、今の段階ではないと思っている。電力が足りない足りないという脅しにしか聞こえず、府県民が『できないよ』となったら、『原子力発電所が必要でしょ』と議論を持っていくようにしか見えない」と述べました。ただ一方で、橋下知事は、データの開示や、原子力発電から太陽光発電などの再生可能エネルギーにシフトする姿勢を見せれば、協力していきたいという考えを示しました。

*   *   *   *   *   *   *

─ 節電要請に、大阪府の橋下知事は…

「15%の削減やらなかったら、
本当に関西の、これ電気全部止まるのかどうなのか、
そこもはっきり関電は言ってませんから」

「こんな一方的な話には、僕は、
関西府県民の皆さん乗っかっちゃいけないと」

「こんなことにまた乗っかってったら結局、
原子力発電所必要じゃないかという
その議論に、その土俵に、
乗せよう乗せようと、そういう意図を感じますんで」

─ ただ一方で橋下知事は、データの開示や、
原子炉発電から太陽光発電などの再生可能エネルギーにシフトする姿勢を
見せれば、協力していきたいという考えを示しました。


引用ここまで

原文は、NHKニュースサイトの中の
「大阪府知事 関電は根拠を示せ」
です。(茶文字部分は該当ページの映像からの書き起こし)
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

橋下知事:関電の節電要請「大阪府は協力せず」

引用ここから


橋下知事:関電の節電要請「大阪府は協力せず」

 関西電力の節電要請について、大阪府の橋下徹知事は10日、報道陣に、関西広域連合が夏季の5~10%の節電方針をすでに決めていることに触れ「この期に及んで15%カットはありえない。関電がお願いするなら好きなようにやってほしい。大阪府は協力しない」と述べた。「15%カットしなければ停電するのか、関電は何も根拠を示していない。(節電を強調して)原発の必要性を訴えようという意図を感じる」と不快感を示した。

 橋下知事は同日、関西電力の八木誠社長に、13日に意見交換を行うことを申し入れた。【堀文彦】

2011年6月10日


引用ここまで

原文は、毎日新聞ニュースサイトの中の
【橋下知事:関電の節電要請「大阪府は協力せず」】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110610mog00m010010000c.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

関電 添付[お客さまへの節電のお願いについて]

引用ここから


(添付資料4)
お客さまへの節電のお願いについて

 今夏のピーク時間帯における最大電力を昨夏の実績から 15%程度抑制すること
について、ご協力を賜りますよう、すべてのお客さまにお願いしてまいります。

<具体的な期間・時間帯>
  1.期間・曜日:7月1日~9月22日の平日(8/12~8/16 を除く)
  2.時間帯:9時~20時
          ※ご家庭のお客さまには、特に 13~16 時の重点的な節電をお願い
  3.お願いする節電対策の内容と周知方法

お願いする節電対策の内容周知方法
法人の
お客さま
・空調、照明、エレベーターなどの機
 器の使用抑制
・操業日の平日から休日への振替え、
 機器稼働時間のピーク時間帯から
 早朝・夜間へのシフト、ピーク時間
 帯における機器の使用抑制などの
 操業形態の調整
・ピーク時間帯における自家発電設備
 の活用による受電抑制
              など
個別訪問、
ダイレクトメール
など
ご家庭の
お客さま
・エアコンの高めの温度設定
・不必要な照明の消灯
 など
テレビCM、
新聞広告、
当社ホームページ、
検針時に配付するチラシ
など


お願いする節電量の考え方


お客さまごとの節電のご協力が必ずしも同じ曜日や時間帯にならない
ことを考慮し、15%程度の節電のお願いをすることとしました。



引用ここまで

原文は、関西電力株式会社 サイトの 2011年6月10日プレリリース
「今夏の需給見通しと需給対策の状況について」
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/0610-1j.html
に置かれた添付PDFです。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

関電 添付[「電力需給非常対策本部」の設置について]

引用ここから


(添付資料3)
「電力需給非常対策本部」の設置について

1.設置日平成23年6月10日
2.体 制本 部 長: 取締役社長
副本部長: 全取締役副社長(4名)
本 部 員: 全常務取締役、関係副事業本部長、関係室長(18名)
幹  事: お客さま本部副本部長、電力流通事業本部副事業本部長、
 企画室長
3.主な業務
 (1)電力の安定供給を確保するための緊急諸方策等の総合調整
 (2)お客さまへの節電のお願い等に係る具体的方策の総合調整 等

以上


引用ここまで

原文は、関西電力株式会社 サイトの 2011年6月10日プレリリース
「今夏の需給見通しと需給対策の状況について」
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/0610-1j.html
に置かれた添付PDFです。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

関電 添付[需給対策の状況について]

引用ここから


(添付資料2)

需給対策の状況について

<現在検討中の対策>
項目実施内容
揚水発電所の
高水位運用
○突発的な需給変動に対応するための手段として、揚水
 発電所の高水位運用を検討
火力発電所の
出力向上
○突発的な需給変動に対応するための手段として、一時
 的に出力を向上させて運転することを検討


<今後、検討する内容>
項目実施内容
燃料の追加調達○燃料の追加調達の必要が生じた場合には、売主および
 取引先と交渉の上、最大限確保
卸電力取引所の活用○卸電力取引所を通じた電力の調達
他の電力会社からの
応援融通
○他の電力会社からの応援融通による電力の調達
他事業者からの
電力調達
○発電事業者、特定規模電気事業者等の大規模な発電設
 備の保有者からの電力の調達



引用ここまで

原文は、関西電力株式会社 サイトの 2011年6月10日プレリリース
「今夏の需給見通しと需給対策の状況について」
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/0610-1j.html
に置かれた添付PDFです。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

関電 添付[今夏の需給見通しについて]

引用ここから

(添付資料1)

今夏の需給見通しについて



[単位:万kW] (発電端)

6月7月8月9月
最大電力2,6883,138 *3,138 *3,025 *
供給力2,8563,0212,9382,906
供給予備力168▲117▲200▲119
供給予備率6.2%▲3.7% ※▲6.4%▲3.9%
* 昨年並みの猛暑の場合に想定される最大電力。
※ 7月末には、供給予備率▲5.8%(最大電力 3,138 万kW、供給力 2,955 万kW)



引用ここまで

原文は、関西電力株式会社 サイトの 2011年6月10日プレリリース
「今夏の需給見通しと需給対策の状況について」
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/0610-1j.html
に置かれた添付PDFです。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

今夏の需給見通しと需給対策の状況について

引用ここから


今夏の需給見通しと需給対策の状況について

 当社はこれまで、東日本大震災を受けて様々な状況を想定し、今夏の需給の見通しについて検討してきましたが、現在、定期検査中の原子力発電所が再起動できず、このまま停止が長引いた場合、十分な供給力を確保できず、電力需給は極めて厳しい状況となります。

 当社は、こうした状況を踏まえ、供給力確保に向けて、火力発電所や水力発電所を最大限活用すべく検討を進めてきましたが、当社の原子力発電所の停止による影響に加え、日本原子力発電・敦賀発電所2号機からの受電が受けられないこと等を考慮すると、こうした対策を講じても、6月には予備率が6%台前半となり、さらに本格的な夏を迎える7月以降は、需要が供給力を大幅に上回る見通しとなります。
 そのため、さらに、揚水発電所の高水位運用や火力発電所の出力向上といった追加対策の検討を進めていますが、これら対策を実施しても、依然厳しい需給状況となる見込みです。

 当社は、定期検査中の原子力発電所の再起動に全力を尽くしておりますが、お客さまとの情報交換の中で、節電が必要であれば、早期にかつ具体的に示して欲しいという声も多く寄せられています。
 こうした状況を踏まえ、いよいよ本格的な夏を目前にして、供給力不足による停電を回避するため、この度、やむを得ず、お客さまに節電のお願いをすることとしました。
 具体的には、7月1日から9月22日の平日9時から20時までの間、すべてのお客さまに15%程度の節電をお願いすることとします。

 お客さまには、ご不便とご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんが、節電にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 当社は本日、「電力需給非常対策本部」を設置し、今後、さらなる供給力確保の検討やお客さまへの節電のお願いの周知・徹底など、あらゆる対策を進めてまいります。そして、停電に至るような事態にならないよう、定期検査中の原子力発電所の再起動も含め、供給力の確保に向けて、最大限の努力を尽くしてまいります。

以 上

* ・添付資料1:今夏の需給見通しについて [PDF 57.2KB]PDF
* ・添付資料2:需給対策の状況について [PDF 72.7KB]PDF
* ・添付資料3:「電力需給非常対策本部」の設置について [PDF 64.6KB]PDF
* ・添付資料4:お客さまへの節電のお願いについて [PDF 115KB]PDF


引用ここまで

原文は、関西電力株式会社 サイトの 2011年6月10日プレリリース
「今夏の需給見通しと需給対策の状況について」
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/0610-1j.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

橋下知事、15%節電に「協力するつもりない」

引用ここから


橋下知事、15%節電に「協力するつもりない」

 関西電力の節電要請について、大阪府の橋下徹知事は10日、「関西広域連合として節電対策を打ち出すために、関電側に早い段階から電力需要のデータ開示などを求めてきたのに、一切の答えがなかった。この期に及んで15%の節電と言われても、まったく納得できない。僕は協力するつもりはない」と、報道陣に怒りをぶちまけた。

 13日に関電の八木社長との面談を要請しているといい、「停電になるなら考えないといけない。関電と一つになれればいいと思う」とも述べた。

(2011年6月10日15時08分 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売新聞ニュースサイトの中の
【橋下知事、15%節電に「協力するつもりない」】
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110610-OYT1T00697.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

関電の節電要請「従う必要ない」 橋下知事

引用ここから


関電の節電要請「従う必要ない」 橋下知事
2011年6月10日15時4分

 2府5県でつくる関西広域連合は、6月22日〜9月23日を対象として家庭やオフィス向けに5〜10%の節電を呼びかけていた。大阪府の橋下徹知事は10日、報道陣に「これまで関西電力に(節電計画の作成に向けた)協力を求めてきたが、応じてこなかった。府としては15%節電に従う必要がないと思っている」と批判。関電の八木誠社長に対し、13日に知事との公開討論に応じるよう要求したことを明らかにした。

 広域連合長の井戸敏三・兵庫県知事は10日、取材に対し「関西電力のいう電力のピークカットの中身をきちんと確認しないといけないが、広域連合としては既に決めた10%の節電を府県民に呼びかけることを着実に進める。結果として関電の節電目標に協力することになる」と語った。

 滋賀県の嘉田由紀子知事も「需給が逼迫(ひっぱく)する真夏に一層の節電対策を行いたい。関西電力には、震災からの復興を支える経済産業活動にできる限り支障が及ばないよう、電力供給の運用に配慮してほしい」などとするコメントを出した。


引用ここまで

原文は、朝日新聞ニュースサイトの中の
【関電の節電要請「従う必要ない」 橋下知事】
http://www.asahi.com/politics/update/0610/OSK201106100040.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

橋下大阪府知事、関電の節電要請「協力しない」

引用ここから


橋下大阪府知事、関電の節電要請「協力しない」
15%削減「根拠示さぬ」と批判
2011/6/10 15:18
映像                 
関電の八木社長が節電要請、橋下大阪府
知事は「協力しません」と反発(10日)

 大阪府の橋下徹知事は10日、報道陣に「関電は15%削減の根拠を一切示していない。原発が必要ということを言いたいだけ」と批判した。その上で「しっかり話し合いたい」として13日に関電の八木誠社長との意見交換の場を設けるよう要請したことを明らかにした。

 関西広域連合が5月末、家庭やオフィスに5~10%の電力削減を呼び掛ける節電対策をまとめたばかりであることに触れ「この期に及んで15%。それはない。自治体とともに(節電を)やっていくという態度に改めなければ、協力するつもりはない」とまくし立てた。

 知事は8日の記者会見で「関西全体で5%節電すれば、古い原発を1基は止められる。府庁でも仕事の能率が下がらないことを基本方針とした上で節電に取り組むので、府民や関西の皆さんにも協力をお願いしたい」と話していた。


引用ここまで

原文は、■■■ニュースサイトの中の
【■■■】
http://■■■
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。
v

節電要請に協力せずと橋下知事 関電の根拠分からず

引用ここから


節電要請に協力せずと橋下知事 関電の根拠分からず

 大阪府の橋下徹知事は10日午後、関西電力が発表した節電要請について「協力しない」と明言した。節電目標の15%に関しても「根拠がまったく分からない。原発が必要という議論の土俵に載せようという意図を感じる」と批判した。

 知事は、これまで節電対策の作成のため電力需給などのデータ開示を求めたが、関電側が応じなかったと指摘。「電力は国策だから、知事が口を出すなというスタンスだった。態度を改めないなら、関電と国が好きなようにやればいい」と不満をぶちまけた。

 府庁で記者団に答えた。
写真                      
関西電力の節電要請について報道陣の質問に答える
大阪府の橋下徹知事=10日午後、大阪府庁



引用ここまで

原文は、47NEWSサイトの中の
「節電要請に協力せずと橋下知事 関電の根拠分からず」
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061001000516.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

「協力せず」と突き放す=関電の節電要請−大阪知事

引用ここから


「協力せず」と突き放す=関電の節電要請−大阪知事

 大阪府の橋下徹知事は10日、関西電力が今夏の電力不足に備え、管内の全顧客に15%程度の節電を要請すると発表したことについて「これまで関電は、電力問題は国策だから知事は口を出すなというスタンスだったので、今回の件も好きなようにやってください。協力はしません」と突き放した。府庁内で記者団の質問に答えた。
 橋下知事は福島第1原発の事故を踏まえ、原発の新規建設や稼働期間延長は避けるべきだとする「脱原発」論を、4月末から展開。家庭やオフィスでの節電の必要性を訴えていた。(2011/06/10-13:46)


引用ここまで

原文は、時事通信ニュースサイトの中の
【「協力せず」と突き放す=関電の節電要請−大阪知事】
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011061000449
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。

橋下知事「15%節電協力しない」 関電発表は「根拠ない」

引用ここから


橋下知事「15%節電協力しない」 関電発表は「根拠ない」
2011.6.10 13:35

写真
関西電力の節電要請について報道陣の質問に答える大阪府の橋下徹知事=10日午後、大阪府庁


 「根拠のない15%節電には協力しない」。大阪府の橋下徹知事は10日、関西電力の発表に激しく反発。企業の電力消費量などデータを関電が府に開示し、原発から再生可能エネルギーの開発に軸足を移すよう求めた。

 府は関西広域連合での取り決めに基づき、14日に経済団体を通じ、府内の各事業所にオフィス系の職場で年間5%、夏季10%の消費電力カットを目標に取り組みを求める予定だった。

 橋下知事は、「目標設定のため関電に何度もデータ開示を求めたが協力を得られなかった」と説明。「今ごろになって根拠もなく一方的に15%と言われても協力できない」と述べた。



引用ここまで

原文は、MSN産経ニュースサイトの中の
【橋下知事「15%節電協力しない」 関電発表は「根拠ない」】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110610/lcl11061013380004-n1.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「大阪府知事と関西電力」の参考記事にさせていただきました。