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2011年10月18日火曜日

浜岡原発「永久停止を」 焼津市長、福竜丸の地元

引用ここから


【社会】
浜岡「永久停止を」焼津市長に聞く 福竜丸の地元 廃絶訴えたい
2011年10月18日 夕刊

写真
清水泰 焼津市長


 福島第一原発の事故後、浜岡原発(静岡県御前崎市)の周辺自治体で、原発の永久停止や、再稼働を認めないとする議決、首長による表明が相次ぐ。焼津市の清水泰市長は「永久停止すべきだ」と表明した。焼津は、米軍の水爆実験(一九五四年)で被ばくした第五福竜丸の母港だった。清水市長に脱原発への思いを聞いた。 (蜘手美鶴)

 −「永久停止」を表明した。

 人間がコントロールできないものは使わない方がいい。これまでも「つくったものは必ず壊れる。万が一の対策をやってもらわないと困る」と言い続けてきたつもりだ。市民を守り、子どもや孫の将来を思うと、永久停止と言うしかない。ただそれでも使用済み燃料は残る。中部電力には地震、津波が来ても耐えうる対策を望む。

 −福島の事故前と後で考えは変わったか。

 事故前は、核の平和利用もあるのかな、と思っていた。原発で電気を供給することが平和利用と考えていた。事故後、平和利用という点でも原発はハードルが高くなった。

 −第五福竜丸事件の記憶も地元に強い。

 乗組員二十三人は突如として被ばくし、大変悔いのある一生を送ったと思う。焼津の市長として、責任をもって、折に触れて、核兵器廃絶、原発の永久停止を訴えたい。

 −原発立地自治体には国から交付金が支給される。

 焼津は原発関連の交付金はもらっていないが、財政運営はできている。立地自治体は田舎が多い。交付金がなくなったら財政が立ちゆかなくなる。

 一度多額の交付金をもらうと、頼ってしまう。一定期間がたてば、原発を新しくつくり、余分に交付金をもらう。その繰り返し。そのサイクルにはまってしまい、抜け出せなくなる。国がやってきた交付金制度は、正しい政策ではなかった。

 −永久停止になれば、やがて交付金はなくなるかもしれない。

 これまで「原発は大丈夫だ」との安全神話があった。国策の下で、県も支援し、原発推進の政策を進めてきた。交付金がなくなれば、立地自治体の財政は厳しくなる。だが、たとえ裕福でなくても、最低限の行政運営はやっていけるはずだ。

●しみず・ひろし 焼津市出身、67歳。信用金庫職員、不動産会社社長を経て、1991年に焼津市議に初当選、2期務める。99年から静岡県議。2008年、焼津市長に初当選した。


引用ここまで

原文は、
47NEWS【浜岡原発「永久停止を」 焼津市長、福竜丸の地元】2011/10/18 21:54
 http://www.47news.jp/news/2011/10/post_20111018184412.html
東京新聞【浜岡「永久停止を」焼津市長に聞く 福竜丸の地元 廃絶訴えたい】
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011101802000183.html
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)
の参考記事にさせていただきました。

2011年9月29日木曜日

浜岡原発:「廃炉にすべきだ」 牧之原市の隣、吉田町・田村町長が初表明

引用ここから


静岡

浜岡原発:「廃炉にすべきだ」 牧之原市の隣、吉田町・田村町長が初表明 /静岡

 ◇「永久停止」決議後、初表明

 吉田町の田村典彦町長は28日の定例会見で、政府の要請を受け全面停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)について「廃炉にすべきだ」と述べた。県内では湖西市長や御殿場市長が廃炉に言及しているが、牧之原市議会が26日に「永久停止」を決議して以降、首長が廃炉を求める意向を表明したのは初めて。【小玉沙織】

 吉田町は浜岡原発から20キロ圏で牧之原市の東隣にある。田村町長は毎日新聞の取材に、「東京電力福島第1原発の事故で、原発は一度安全が崩れたら歯止めが利かないものだとわかった。浜岡原発で事故が起きれば町民の生命や企業活動に影響を及ぼす可能性が極めて高い」と廃炉を求める理由を述べた。

 田村町長によると、福島の事故以降、企業を町内誘致のために訪問すると「浜岡原発は大丈夫なのか」と問われることが増えたという。田村町長は「町内には富士フイルムなど大手企業の生産拠点は多い。企業が原発を不安視して撤退すれば、町民の雇用や生活に直結する。ならば不安材料は取り除くべきだ」と強調した。

 隣接する牧之原市が「永久停止」を求めたことについて、「住民の生命や企業の流出を考えたら、再稼働に問題があると考えるのは当然だろう」と評価した。田村町長も町議会に意見の集約を求めているという。

 永久停止ではなく廃炉が必要な理由については、「浜岡原発は地震と津波のダブルパンチを受けることが分かっている。立地上、建てるべきではなかった場所だと分かった以上、更地にすべきだ」と語った。

【関連記事】
* 浜岡原発:運転再開 牧之原市長、住民投票実施も視野に
* 浜岡原発:「永久停止」を決議 静岡・牧之原市議会
* 浜岡原発:「津波集中」の立地 東大地震研が海底地形分析
* 浜岡原発:牧之原市議会が「永久停止」決議を可決へ
* 中電:12月にも節電要請 浜岡停止で供給不安

毎日新聞 2011年9月29日 地方版


引用ここまで

原文は、毎日新聞 ニュースサイトの中の
【浜岡原発:「廃炉にすべきだ」 牧之原市の隣、吉田町・田村町長が初表明 /静岡】
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20110929ddlk22040290000c.html
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)
の参考記事にさせていただきました。

「浜岡永久停止」反響113件

引用ここから


「浜岡永久停止」反響113件

 中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)の永久停止を求めた牧之原市の市長と市議会に、全国から少なくとも113件の反響が寄せられたことがわかった。大多数は称賛や激励で、明確な反対意見は3件だった。

 同市議会は21日、永久停止を求める決議案の提出を決めた。市によると、その後、27日までに続々と電話やメールが寄せられた。

 「静岡県の歴史の中で英断として語り継がれる」「私にできることは何もないが、これからは必ず牧之原のお茶を買って飲みます」など、好意的な内容が大半だったが、中には「電力供給はしてほしいが、原発反対では都合がよすぎる」「交付金を返してから発言すべきだ」などと批判的な意見もあった。

 市秘書広報課の職員は「決議可決がニュースで放送されて以降、26日午後は電話がひっきりなしだった。関心の高さに改めて驚いた」と話していた。

(2011年9月29日 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売新聞 ニュースサイトの中の
静岡版【「浜岡永久停止」反響113件】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20110928-OYT8T01243.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)
の参考記事にさせていただきました。

2011年8月2日火曜日

静岡県で震度5弱、2人ケガ 浜岡原発は異常なし

引用ここから


静岡県で震度5弱、2人ケガ 浜岡原発は異常なし

2011/8/2 1:15

 1日午後11時58分ごろ、東海地方を中心に強い地震があり、静岡市駿河区と静岡県焼津市、同県東伊豆町で震度5弱、関東や近畿など広い範囲でも揺れを観測した。気象庁によると、震源は駿河湾で震源の深さは約20キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6.1と推定される。津波による被害の心配はないという。

 浜松市消防局によると、地震に驚いた同市中区の30代男性が自宅2階のベランダから飛び降りてけがをした。けがの程度は不明だが、命に別条はないもよう。静岡県によると、同県掛川市でも女性(56)が慌てて自宅を飛び出した際、ガラス戸で右肩を切って軽傷を負った。

 中部電力によると、運転を全面停止中の浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)は2日未明時点で、設備などに異常はない。東名高速道路の一部区間は通行止めとなった。

 主な各地の震度は次の通り。

 震度4=静岡県下田市、沼津市、富士宮市、藤枝市、掛川市、御前崎市、東京都神津島村、新島村、横浜市南区、甲府市、山梨県南アルプス市、中央市、長野県松本市、諏訪市、茅野市など。

 震度3=浜松市、東京都千代田区、川崎市川崎区、山梨県韮崎市、長野市、さいたま市中央区、千葉県市原市、岐阜県中津川市、名古屋市港区、滋賀県長浜市など。


引用ここまで

原文は、日経新聞ニュースサイトの中の
【静岡県で震度5弱、2人ケガ 浜岡原発は異常なし 】
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2E3E2E6878DE2E3E2EAE0E2E3E39191E3E2E2E2
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」(浜岡原発停止要請)の参考記事にさせていただきました。

2011年5月7日土曜日

中部電、臨時取締役会を開始 浜岡原発の全面停止受け入れへ

引用ここから


中部電、臨時取締役会を開始 浜岡原発の全面停止受け入れへ
2011/05/07 13:06 日経速報ニュース

 中部電力は7日午後1時すぎ、名古屋市の本店で臨時取締役会を始めた。菅直人首相が6日夜に要請した浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止について、受け入れの可否を判断する。電力の安定供給策や経営への影響などを検討し、安定供給できるとの見極めがつけば、要請を受け入れるとみられる。終了後に、水野明久社長が記者会見する見通し。


引用ここまで

原文は、日経ニュースサイトの中の
「中部電、浜岡原発の停止要請を受け入れへ 午後に臨時取締役会」
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819496E2E5E2E2E68DE2E5E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」の参考記事にさせていただきました。

歓迎と困惑交錯 浜岡原発の全炉停止要請に波紋

引用ここから


歓迎と困惑交錯 浜岡原発の全炉停止要請に波紋
2011年5月7日

首相発言を受けて、社員が対応に追われた中部電力浜岡原子力発電所=御前崎市

 「浜岡発電所のすべての原子炉の運転停止を要請した」。菅直人首相が6日夜、発表した決断に静岡県内の現場や関係者は混乱した。浜岡原発には前日、海江田万里経済産業相が視察し、中部電力側に厳しい指摘をしたばかり。揺れ続ける原発の安全性とエネルギー政策のなかで地元の自治体からの反応は、歓迎と困惑が交錯した。

 菅首相の会見が始まる午後7時過ぎ、中電静岡支店は本社、東京支社、浜岡原子力発電所をつないだテレビ会議を行った。だが菅首相の会見後、集まった報道陣に対して、同支店の広報担当社員は「要請文をいただいただけで、何も決まったわけではないのでコメントを出しようがない」とだけ繰り返した。

 御前崎市の浜岡原発では正門前に報道対応に出た男性社員が「(運転停止要請は)初めて聞いた。夏の電力供給の責任を考えると、迅速に対応しなければならない」と話した。

 衝撃の首相発言の前日の5日、海江田万里経済産業相は、浜岡原発(御前崎市佐倉)を視察した。東日本大震災後に指示した緊急安全対策の実施状況を確認したが、視察後、「(原発事故に備えた)訓練が十分か疑問がある」などと述べ、中電側に改善を求めたことを明らかにした。緊急時の電源確保のために設置された災害対策用発電機や冷却用の海水ポンプ施設などを視察し、中電が津波を防ぐ役目もあるとしている海岸沿いの砂丘についても現場で説明を受けた。

 原子力安全・保安院からの指示を受け、中電は4月20日に緊急安全対策についての報告書を提出していた。

 一方、定期検査中で「地元の理解」などがネックで再稼働できていない3号機に関して、海江田経産相は「結論を急がないでほしい」と述べて言及を避けた。

 視察後には、川勝平太知事や石原茂雄御前崎市長らと意見交換会を開き、地元首長らの意向を聞いた。

 川勝知事は意見交換会で、津波が砂丘を越える可能性などにも触れて、「中電の津波対策は不十分で付け焼き刃的」などと述べた。また、来春に定期検査に入る4、5号機にも触れて、「検査が終わっても3号機が動いていなければ、4、5号機も動かすのは難しい。このまま行くと3〜5号機は自然死する」と厳しい見方を示していた。

 6日夜の菅発言を受け県庁では、危機管理部の職員らが慌てた様子で情報収集に追われていた。小林佐登志・危機管理監は「できるだけ早急に原子力安全・保安院に説明を求めたい」と話した。5日、海江田経産相と会談したばかりの川勝平太知事は、「地元の要望を最優先した菅総理と海江田大臣の英断に敬意を表する」と談話を出した。


引用ここまで

原文は、朝日新聞ニュースサイトの中の
「歓迎と困惑交錯 浜岡原発の全炉停止要請に波紋」
http://www.asahi.com/areanews/shizuoka/TKY201105060397.html
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」の参考記事にさせていただきました。

自民、「浜岡停止」に複雑=共社は評価

引用ここから


自民、「浜岡停止」に複雑=共社は評価

 自民党は6日、菅直人首相による浜岡原発の運転停止要請を複雑に受け止めた。原子力政策を推進してきた立場から、「脱原発」への流れが強まることを警戒しているが、浜岡原発の危険性が広く指摘される中、首相の判断に真っ向から反対するのは困難なのが実態だ。
 自民党の石破茂政調会長は取材に対し「なぜ止めるのか明確な説明が必要だ」と指摘。同党の逢沢一郎国対委員長は「また思い付きで言い出したという印象だ」と語ったが、ともに浜岡原発の運転を続けることの是非には触れなかった。
 党内には「稼働中の原発まで止めようとするのはおかしい」(幹部)との声が少なくないが、浜岡原発が福島第1原発の二の舞になりかねないとの危機感は専門家にもあり、「首相批判は難しい」(幹部)との声も聞かれた。党内には「(首相の)要請を評価しなければならない」(河野太郎衆院議員)との意見もある。
 一方、公明党の山口那津男代表は「サプライズを狙った人気取りのためのものだ」と酷評。みんなの党の渡辺喜美代表も「菅政権が浜岡原発を血祭りに上げて、政権浮揚を図ろうとする思惑が見え見え」と強調した。
 これに対し、共産党の市田忠義書記局長は「一歩前進だ。さらに廃炉に追い込むため追撃していきたい」と表明。社民党の福島瑞穂党首も「ありがたい決断だ。脱原発の未来を切り開く」と語った。(2011/05/06-23:58)


引用ここまで

原文は、時事通信ニュースサイトの中の
【自民、「浜岡停止」に複雑=共社は評価】
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201105/2011050600892
です。
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浜岡原発:全面停止へ 戸惑う地元自治体「あまりに唐突」

引用ここから


浜岡原発 全面停止へ 戸惑う地元自治体「あまりに唐突」

中部電力浜岡原発=静岡県御前崎市で
2011年2月、本社ヘリから西本勝撮影


 中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の原子炉を全て停止するよう菅直人首相が6日、中部電力に要請したことについて、地元住民や自治体、関係者の間には戸惑いと歓迎が交錯した。「唐突で人気取り」「交付金に依存する自治体財政はどうなる」と疑問視する向きがある一方、危険性を訴えてきた市民団体などからは「当然の判断だ」とする声が上がった。

 ◇静岡・御前崎
 浜岡原発を市内に抱える静岡県御前崎市の建設業、植田政志さん(55)は友人から原発停止要請のニュースを聞いた。「あまりにも唐突で戸惑った。(菅首相が)人気取りのためにやったのではないか」と感じたという。「福島第1原発の事故で安全神話が崩れたということなのだろうが、止めるというなら地元にきちんとわかりやすく説明をすべきではないか。これまで原発と共存共栄でやってきたので、税収ダウンなどの影響が心配だ」と話した。

 同市内で原発から約2キロに住む農業の男性(50)は「突然の発表だったので周囲はこれから混乱するのではないか」と驚いた様子。「原発があることで御前崎が潤っている面があるが、福島の原発事故で地元の農業が壊滅的被害を受けているという報道も見ていたので、原発に怖さを感じていたことも事実。メロンをハウス栽培しているので東京電力管内のように電力不足になって計画停電などが実施されると困る。大変複雑だ」と話した。

 石原茂雄・御前崎市長は「話が唐突過ぎて言葉が出ない。海江田万里経済産業相と5日に会って話したばかりだ。地元の意見をよく聞いて3号機の運転再開を判断すると言っていたのに4、5号機も止めるなんて」と戸惑う。その上で「原発交付金に依存する自治体財政はどうなるのか、困惑を通り越してあっけに取られるばかりだ。菅首相は選挙目当てでこんな思い付きを言うのかと勘ぐってしまう。国策に従って原発を受け入れてきた自治体はどうなるのか。中部電力はどうするのか聞きたい」と怒りをあらわにした。

 一方、静岡県の川勝平太知事はコメントを発表し「福島第1原発の事故を受け、安全性確保に対する地元の要望を最優先した英断に敬意を表する」と歓迎した。ただし、「国におかれては地元経済に対する影響についても適切に対応していただかねばならない」と注文も付けた。

 ◇差し止め訴訟弁護団長
 差し止め訴訟の原告弁護団長、河合弘之弁護士(67)は「歴史的な大英断だ」と評価した。「福島原発事故が発生して、対応しきれない恐怖を味わったことが決断につながったのではないか。福島を制圧できていない今、仮に浜岡原発でも事故が発生したら、東京は挟み撃ちになる。その恐ろしさを想定したのではないか」と分析した。

 「菅首相は会見で、中長期的に対策が立てられるまでの間の停止と話していたが、その点はばかげている。どんな状況でも浜岡を廃炉にしなければいけない」と強調した。

 原告団は福島第1原発の事故を受け、5月下旬に浜岡原発の運転停止を求める仮処分を静岡地裁に申し立てる予定だった。河合弁護士は「私たちが裁判を通じて訴え続けてきたことが社会に伝わって政府の決断につながった」と胸を張った。

 ◇「厳しい電力事情になる」 中部電力
 名古屋市東区の中部電力本社には6日夜、大勢の報道陣が詰めかけた。広報担当者は「浜岡原発が停止すると、厳しい電力事情になるのは間違いない」と厳しい表情で話した。

 同社広報によると、6日午後6時半ごろ、海江田万里経済産業相が水野明久社長に電話し、停止要請について「運転中の浜岡原発4、5号機も東海地震の震源域にあり、地震が発生する可能性が高い。防波壁が完成するまでは停止するようにお願いしたい」と説明したという。
防波壁完成は13年末ごろで、約2年かかる見通しだ。

 この電話の後、原子力安全・保安院の担当者が保安院に同社の岡部一彦東京支社長を呼び出し、停止要請について詳細に書いた要請書を手渡したという。【三木幸治、高木香奈】

 ◇市民団体
 浜岡原発停止を求めて約15年間活動を続けてきた市民団体「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」の運営委員で、運転差し止め訴訟原告団の一人でもある長野栄一さん(90)は「菅首相はよく言ってくれた。止まるのはありがたい」と喜んだ。

 一方で「停止要請の原因が福島原発の事故かと思うと、福島県民に同情を禁じ得ない」と語る。「日本国内のすべての原発が停止するよう活動したい。国が脱原発へと政策転換してくれたら」と話した。

 同ネットワーク事務局長の鈴木卓馬さん(71)も「菅首相を素直に評価したい。ただ、東海地震がどれほどの規模になるか想像できないのに、完全な防災対策をとることは不可能。私たちは廃炉にするよう強く求めていきたい」と話した。

 ◇静岡県袋井市長
 市の一部が浜岡原発から20キロ圏内にある静岡県袋井市の原田英之市長は談話で「首相は、会見に先立って地元の意見を聞くという、地域主権の原則に反しているのではないか」と不快感を示した。そのうえで「(浜岡原発が)東海地震への備えが万全でないことは理解しているが、仮に原発を止めたときの代替エネルギーの問題をセットで考えなければならず、(要請に)異議がある」と指摘した。

 ◇掛川市長
 浜岡原発の10キロ圏内にかかる掛川市の松井三郎市長は「国の原子力安全・保安院から午後7時50分すぎ、連絡をもらった。浜岡原発についてマグニチュード9クラスの地震にも耐えられる安全対策を求めてきた立場としては、今回の政府の判断は妥当だろう」と述べ、菅首相の判断を一定程度、評価した。

 一方で、松井市長は「地元自治体に事前の連絡がなく、首相がいきなり記者会見で発表するなんて、いかにも唐突で遺憾だ」と、不満を示した。


毎日新聞 2011年5月6日 21時23分(最終更新 5月6日 22時0分)


引用ここまで

原文は、毎日新聞ニュースサイトの中の
【浜岡原発:全面停止へ 戸惑う地元自治体「あまりに唐突」】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110507k0000m040112000c.html
です。
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浜岡原発:全面停止へ 迫られるエネルギー中長期新戦略

引用ここから


浜岡原発:全面停止へ 迫られるエネルギー中長期新戦略

2011年5月6日 20時58分 更新:5月6日 23時34分

 浜岡原発で運転中の5号機(手前)と4号機(手前から2番目)その奥が3号機=静岡県御前崎市で2011年2月、本社ヘリから西本勝撮影
 菅直人首相が6日、耐震性や津波への不安が指摘される浜岡原発の全基停止措置に踏み切った背景には、東京電力福島第1原発事故を受け、国が原発の安全体制を強化したことをアピールする狙いがある。政府が「他の原発には波及しない」(経産省幹部)と語るように、浜岡と他の原発を区別することで、電力供給の3割を原発が担うエネルギー政策の根幹自体は温存したい思惑がうかがえる。しかし、福島第1原発事故は今も収束せず、多数の住民が避難を余儀なくされる中、国民の原発不信は過去に例がないほど高まっている。浜岡停止をきっかけに他の地域でも原発稼働停止を求める声がドミノ的に広がる可能性がある。

 菅首相は6日の会見で「(大地震の発生確率が突出する)浜岡原発の特別な状況を考慮した」と、稼働中の4、5号機の停止という異例の要請をした理由を説明。東海地震の想定震源域に立地する同原発の特殊性を強調した。

 政府は従来、2030年までに原発を14基以上増設し、電源全体に占める比率を現行の3割から4割程度に高めるエネルギー基本計画を掲げてきた。発電効率が高く、二酸化炭素(CO2)排出量も少ない利点を強調。「温室効果ガスの排出量を1990年比25%削減する目標達成にも不可欠」(経済産業省幹部)としてきた。

 しかし、福島原発事故で一変。菅首相は原発依存を改めて太陽光や風力など自然エネルギー利用の促進を図る方針を示したが「原発が供給する電力を代替するには数十年単位の時間が必要」(アナリスト)。経済活動や国民生活に打撃を与える電力不足を避けつつ、脱原発を図るには石油火力発電に先祖返りするしかないが、それではCO2排出量が増えてしまう。

 このため、菅首相は最近「自然エネルギー促進と、原発の安全性向上の両方が必要」と、引き続き原発を基幹エネルギーに位置付ける姿勢を示していた。経産省幹部は6日夜「エネルギー政策の根幹を維持するには、政権として原発の安全対策を徹底する姿勢を見せることが不可欠だった」と解説した。

 しかし、浜岡原発4、5号機は国の原子力安全委員会などの安全審査で耐震性に「お墨付き」を得て運転されており、突然の停止要請はこれまでの原子力行政の妥当性を疑わせるものだ。また、浜岡以外でも、中国電力島根原発の周辺で活断層が見つかるなど、他の稼働中の原発でも地震への不安がくすぶる。政府は浜岡停止をテコに原発への不安に歯止めをかけたいが、思惑通りにはいきそうにない。【山本明彦、野原大輔】


引用ここまで

原文は、毎日新聞ニュースサイトの中の
「浜岡原発:全面停止へ 迫られるエネルギー中長期新戦略」
http://mainichi.jp/select/today/news/20110507k0000m010103000c.html
です。
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2011年5月6日金曜日

首相、政権の信頼回復狙う…浜岡原発停止で

引用ここから


首相、政権の信頼回復狙う…浜岡原発停止で

 菅首相が6日、中部電力浜岡原子力発電所の全面停止要請という異例の措置に踏み切ったのは、原発に対する国民の不安感を軽減し、東日本大震災の対応で傷ついた政権の信頼回復につなげる狙いがある。

 首相の指示で原発事故対応にあたっている細野豪志首相補佐官は6日夜、首相官邸で記者団に「首相は4月の初めあたりから浜岡原発を非常に意識していた。難しい判断だったが、国民の安全をないがしろにできない。相当、悩んだ上での判断だった」と述べ、停止要請が首相自身の強い意思だったことを明らかにした。

 首相は数週間前から、政府関係者を通じ、浜岡原発を止めた場合に世論がどう反応するかを含め、具体的な影響を慎重に探ってきた。

 首相は、原発を否定する「脱・原発」の主張とは一線を画する一方、新たな産業創出につながるとして、原発重視から太陽光、風力などクリーンエネルギー重視に転換する必要性を強調してきた。最近も、「二酸化炭素を排出しないからといって、原発を『クリーンエネルギー』に含めるべきではない」として、政府文書などでは原発とその他のクリーンエネルギーを区別するよう官僚に指示していた。

(2011年5月6日22時55分 読売新聞)


引用ここまで

原文は、読売新聞ニュースサイトの中の
「首相、政権の信頼回復狙う…浜岡原発停止で」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110506-OYT1T00866.htm
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」の参考記事にさせていただきました。

浜岡原発の全面停止要請=中部電の安全対策完了まで−菅首相「事故時に甚大な影響」

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浜岡原発の全面停止要請=中部電の安全対策完了まで−菅首相「事故時に甚大な影響」

 菅直人首相は6日夜、首相官邸で記者会見し、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の全原子炉の運転を停止するよう、海江田万里経済産業相を通じて同社に要請したと発表した。首相は「国民の安全、安心を考えると同時に、重大事故が発生した場合、日本社会全体に及ぶ甚大な影響も併せて考慮した」と理由を述べた。
 東海地震の想定震源域にある浜岡原発は、以前から地震や津波による損壊の危険性が指摘されてきた。東日本大震災による東京電力福島第1原発事故を踏まえ、国は国民の安全確保のためには原発の運転停止も辞さないという、従来とは全く異なる姿勢を示した。
 中部電に求める運転停止期間は防潮堤設置などの中長期対策が完了するまでで、原子力安全・保安院によると、運転再開まで2年程度を見込んでいる。
 首相は会見で、文部科学省の地震調査研究推進本部の評価を基に、30年以内にマグニチュード(M)8程度の地震が発生する可能性について「87%と極めて切迫している」との認識を示し、浜岡原発が置かれた「特別な状況」を強調した。
 ただ、首相の要請に法的根拠や強制力はなく、中部電が最終的に受け入れるかどうかは現段階では不透明。唐突な要請に波紋も広がりそうだ。(2011/05/06-22:29)


引用ここまで

原文は、時事通信ニュースサイトの中の
【浜岡原発の全面停止要請=中部電の安全対策完了まで−菅首相「事故時に甚大な影響」】
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201105/2011050600807
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」の参考記事にさせていただきました。

首相、浜岡原発の全原子炉停止を要請 防潮堤完成まで

引用ここから


首相、浜岡原発の全原子炉停止を要請 防潮堤完成まで
2011年5月7日3時10分

浜岡原発について述べる菅直人首相=6日午後7時18分、首相官邸、金子淳撮影


菅直人首相は5月6日、東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、定期検査中の3号機のほか現在稼働中の4、5号機も含めてすべての原子炉停止を要請したと発表した。津波対策などで中部電が2〜3年後の完成を目指している防潮堤の新設までを期限とした。これらの要請は海江田万里経済産業相を通じて中部電に伝えた。

 中部電は判断を保留している。首相の政治判断で稼働中の原発が止まれば、初めてのこととなる。

 首相は同日夜、首相官邸で記者会見して停止要請を明らかにし、「国民の安全と安心を考えてのこと。浜岡原発で重大な事故が発生した場合、日本社会全体におよぶ甚大な影響を併せて考慮した」と強調した。

 首相は停止要請の理由に東海地震を挙げ、「30年以内にマグニチュード(M)8程度の地震が発生する可能性が87%という数字も示されている」と説明。特有の事情があるとの認識を示し、浜岡以外の原発への対応には言及しなかった。

 停止期間については「防潮堤の設置など中長期の対策が完成するまでの間」とした。中部電は海岸沿いの高さ10メートル以上の砂丘と原発の間に、高さ15メートル以上の防潮堤を2〜3年後をめどに新設する予定だ。

 首相は停止要請までに「先の震災とそれに伴う原子力事故に直面し、私自身、浜岡原発の安全性について様々な意見を聞いてきた。熟慮を重ねた上で内閣総理大臣として本日の決定をした」と語った。今後の中部電管内の電力不足対策については「需給バランスに大きな支障が生じないよう政府として最大限の対策を講じていく。全国民の理解と協力があれば夏場の電力需要にも十分対応できる」と語った。

 ただ、首相には法律上、原発の運転停止を指示する権限がない。首相も「指示とか命令という形は現在の法律制度では決まっていない」と認めた。首相は、中部電側が要請を断った場合の対応については「十分にご理解いただけるように説得して参りたい」と述べるにとどめた。

 政権が原発停止要請に踏み切った背景には、浜岡原発から20キロ圏に東海道新幹線や東名高速などが走っていることや、東京電力福島第一原発の事故を契機に国民世論に浜岡原発への危惧が高まっていることなどがある。川勝平太静岡県知事ら地元自治体の首長も、新たな安全基準を満たさない段階での浜岡原発の稼働に難色を示している。

 首相は4月下旬から側近らと調整を進め、この日、海江田氏や枝野幸男官房長官、仙谷由人官房副長官、細野豪志首相補佐官らと会談し停止要請を決めた。
     ◇
 中部電力の水野明久社長は「経済産業大臣より、本日午後7時に、浜岡原発の運転停止に関する要請を受けた。当社としては要請内容について迅速に検討する」とのコメントを出した。
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 〈浜岡原発〉 中部電力では唯一の原発で、静岡県御前崎市にある。1〜4号機は福島第一原発と同じ沸騰水型炉(BWR)、5号機は改良型沸騰水型炉(ABWR)。1号機(1976年運転開始)と2号機(78年開始)は2009年1月から廃炉の手続き中。現在、代替として6号機の新規建設の計画がある。中電が発電したり他社から受けたりした電力量実績は、10年度速報値で1423億キロワット時、そのうち浜岡原発の発電電力量は153億キロワット時と、1割強だった。



引用ここまで

原文は、朝日新聞ニュースサイトの中の
「首相、浜岡原発の全原子炉停止を要請 防潮堤完成まで」
http://www.asahi.com/politics/update/0506/TKY201105060230.html
です。
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ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」の参考記事にさせていただきました。

菅首相、浜岡原発全原子炉の運転停止を要請

引用ここから


菅首相、浜岡原発全原子炉の運転停止を要請

 菅首相は6日夜、首相官邸で記者会見し、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)のすべての原子炉の運転停止を、海江田経済産業相を通じて中部電力に要請したと発表した。

 理由として、静岡県を中心とする東海地震の発生確率が高いとされる中、防波壁の設置など津波対策強化の必要性を指摘した上で、「国民の安全と安心を考えた。重大な事故が発生した場合の日本社会全体の甚大な影響もあわせて考慮した」と説明した。

 浜岡原発は、4、5号機が稼働中。点検のため運転を停止中の3号機は、東日本大震災の影響で運転再開を延期していた。1、2号機は運転を終了している。経済産業省原子力安全・保安院は6日、浜岡原発の防波壁など津波対策の実現には2~3年かかるとの見通しを示した。

 首相は、浜岡原発が東海地震の震源域内にあることを指摘した上で、「文部科学省の地震調査研究推進本部の評価によれば、30年以内にマグニチュード8程度の想定東海地震が発生する可能性は87%と極めて切迫している。防潮堤の設置など、中長期の対策を確実に実施することが必要だ」と語った。

 中部電力への停止要請については「指示、命令という形は現在の法律制度では決まっていない。中電に理解してもらえるよう説得していきたい」と語った。

(2011年5月6日19時13分 読売新聞)



引用ここまで

原文は、読売新聞ニュースサイトの中の
「菅首相、浜岡原発全原子炉の運転停止を要請」
http://http//www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110506-OYT1T00711.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。

ひなげし陽気』の中の「首相が脱原発へ(?)」の参考記事にさせていただきました。