「アンダー・コントロール」ザッテル監督
独の原発 3年かけ追う
写真
ザッテル監督
ドキュメンタリー「アンダー・コントロール」が渋谷・シアター・イメージフォーラムで公開されている。
原子力発電所の全廃を決めたドイツで、フォルカー・ザッテル監督=写真=はさまざまな原発関連施設を3年かけて取材。原子炉建屋内部や操作室、運用が止まった施設、そして、原子力にかかわる人々の日常を映像でとらえた。
「原子力技術の世界はとても複雑でとてもわかりにくい。言葉での説明を避けて、映像そのものに語らせる作品にしようと思いました」とザッテル監督。
ただ、撮影は容易ではなかった。被曝(ひばく)の危険性がある場所では、完全防護服を着込み、機材も完全にカバー。原子炉を上から俯瞰(ふかん)する映像を撮った時は「さすがに怖かった」。
ただ、そうして撮った映像は、SF映画のように端正で魅惑的。「危険である一方、構造物として美しい。その矛盾が非常に興味深く感じられたのです」
もう一つ、描き出したかったのは、「原子力が生まれたころのユートピア的イメージの変容」だ。「私は、いつも巨大な原発の建物を聖堂と比較して考えていた。原発内部には宗教施設同様、技術を信奉する人々の世界があるように思えたのです。彼らは、技術によるコントロールでユートピアに向かって努力してきたが、現実はそれを追い越してしまったのではないのでしょうか」
この映画が議論のたたき台になることを願っているという。
(2011年11月18日 読売新聞)
引用ここまで
原文は、読売新聞 映画ニュース サイトの中の
【「アンダー・コントロール」ザッテル監督】
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/cnews/20111118-OYT8T00680.htm
です。
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『ひなげし陽気』の中の