引用ここから
放射性物質 業界超えた問題に 基準値など国は適切な対応を
福島第一原発から漏れ出した放射性物質について、関東地区では人体に影響のない低レベルの放射線反応が見られたが、再資源化業界にとっては、極めて重大な問題になる可能性をはらんでいる。特に風向きによって放射性物質が関東まで運ばれた15日には、あるスクラップディーラーが千葉のメーカーに鉄スクラップを持ちこんだ際、基準値を上回る放射能が検出されたとして荷物の受け入れが断られ、同メーカーでは同日、茨城、栃木、群馬の北関東ナンバーの車両の荷受け不可を発表するという事態となった。メーカーでは、放射能の反応については、大気中のもので、スクラップそのものの汚染ではないと冷静な対応とるところもあるが、16日も一部メーカーでスクラップを積んだトラックから基準値を上回る放射能が検出され、「運転手が頭を下げて3回検査をしてようやく入れてもらった」(某問屋筋)といったことも聞かれた。
更に金属スクラップだけでなく、古紙についても輸出向け古紙で検査を行ったところ基準値オーバーのものが出たため、輸出が出来なくなったという情報も入るなど、金属だけでなく、古紙、廃プラといった再資源化業界では、今後の輸出への影響も懸念する声が出ている。あるスクラップディーラーは「風評被害のようなものではないか。大気中のものが反応しているだけで、スクラップそのものの汚染はしていない。風向きが変われば放射能の数値も変わるし、裏をとればこのことを理由にメーカーが価格を下げたいだけでは」(某スクラップ問屋)との見方もあり、船積みやメーカーなどでも風向きが変わった状況では基準値を上回るようなスクラップは少なくなったという話も聞く。
また、この基準値そのものについての問題も指摘される。業界関係者は「人体への影響が無い水準である低レベルの放射性物質が検出されただけで買わないといったメーカー等の姿勢に問題がある。国はスクラップという貴重な資源をごみにしたいのか。国はメーカー業界に対し、早急かつ適切な対応をとる必要がある」と語る。福島第一原発が今後どうなるかが1つ大きな問題だが、大気中への放射性物質の漏えいが続くようであれば、スクラップ業界だけではなく、日本全体の問題となるだけに、国はこの問題に対し適切な対応が求められるところだ。
引用ここまで
原文は、日刊資源新報 ニュースサイトの中の
2011年3月バックナンバー
【放射性物質 業界超えた問題に 基準値など国は適切な対応を】
http://www.shigenshinpou.com/news/bucknumber/2011/3-9.html
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。
『ひなげし陽気』の中の「セシウム牛肉騒動」
の参考記事にさせていただきました。