引用ここから
■地方
【放射能漏れ】
ハンター困惑「もう捕らない」 野生鳥獣から放射性物質
写真
有害鳥獣駆除のため、イノシシ3頭を捕獲した篠原甫さん=2日、宇都宮市
2011.11.3 14:37 (1/3ページ)
イノシシやシカなど野生動物の放射性物質汚染が広がる中、ハンターたちが揺れている。有害鳥獣の捕獲は農作物被害を食い止める目的があり、自治体も補助金を出すなど力を入れている。それだけに、猟を控える動きが加速すれば、今後、イノシシなどによる農作物被害が拡大することも懸念される。
朝焼けがまぶしい午前6時50分、1台の四輪駆動車が山へ向かった。宇都宮市の上河内地区猟友会の篠原甫さん(75)が、イノシシを捕るわなを見回っているのだ。舗装されていない山道を走り、あとは獣道を分け入って歩く。30個ほどのわなを確認し終えると正午過ぎになっていた。車の走行距離は約30キロ。「このガソリン代も全部自腹だ…」。篠原さんはため息交じりにそう漏らした。
篠原さんは狩猟歴50年を超えるベテランハンター。イノシシ猟は5、6年前から始めた。イノシシ被害に悩む農家などの依頼を受けて、わなを仕掛ける。以前、自宅の庭にイノシシが出たという女性は「見回りに来てくれるだけで安心できる」と話した。
だが、篠原さんはイノシシ猟を続けることを躊躇(ちゅうちょ)している。イノシシ用のわなは1個7500円。市と農協から出る補助金は1頭ごとに6千円。捕獲できても1500円の赤字だ。車のガソリン代も考えると、猟をすればするほど自己負担額がかさむことになる。この猟友会には昨年、イノシシ用のわなの免許を持つ会員が10人以上いた。今年は6人に減ってしまった。
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宇都宮市にイノシシが出没し始めたのは平成17年ごろ。当時は市北西部に限られていたが、徐々に南下し現在は新里町や篠井地区でも目撃されている。繁殖力の強いイノシシの生息地域は今後さらに拡大する危険性もある。
そうした中で、ハンターたちに追い打ちをかけたのが、福島第1原発事故だ。
矢板市や那須町、塩谷町のイノシシやシカなどから基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。宇都宮市のイノシシは262ベクレルで基準値以下だが、県の指導に従って捕獲したイノシシの自家消費は控えている。
食べることができなくなったイノシシなどは処分するしかない。しかし県や市は具体的な処分方法などを示しておらず、自分たちで処分せざるを得ない。
この日、篠原さんは今年最多の3頭のイノシシを捕獲した。支払われる補助金は増えるが、再びため息が漏れた。「個人で埋めたり火葬したりするなんて無理だ。この状況が続くならもうイノシシは捕らない」
県は野生動物の農作物被害を防ぐため、イノシシとシカの狩猟解禁日を2週間前倒しした。篠原さんのように有害鳥獣駆除の許可を得ていないハンターも1日からイノシシやシカを捕獲できるようになった。
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だが、宇都宮大学付属演習林の小金沢正昭教授(野生鳥獣管理)は「ハンターには“捕獲=摂取”という慣習があり、それが不可能になれば、猟をやめてしまうだろう。県が解決策に乗り出さなければ、ハンターの減少は間違いない」と警鐘を鳴らす。
小金沢教授によると、ヨーロッパではチェルノブイリ原発事故から25年が経過した今でも野生イノシシから検出される放射性物質は増加しているとの報告があるという。「放射能が野生鳥獣に与える影響は20~30年のタイムスパンでも収まらない問題だ」と語る。
宇都宮市の担当者は「市内の野生鳥獣の放射性物質測定をこまめに行い、自家消費の判断材料を増やす必要がある」と説明するが、処分方法については「市単独での対応は難しく、県全体で検討してもらいたい」と話していた。(松岡朋枝)
引用ここまで
原文は、MSN産経 ニュースサイトの中の
【ハンター困惑「もう捕らない」 野生鳥獣から放射性物質】
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111103/tcg11110314450005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111103/tcg11110314450005-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111103/tcg11110314450005-n3.htm
です。
アクセスが急増したり万一記事削除されて読めなくなったときのため、ここにコピペ保存しています。
『ひなげし陽気』の中の「セシウム牛肉騒動」
の参考記事にさせていただきました。